太陽系縮小? | Wiseknightの雑談的日記

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IAU(国際天文学連合)という団体をご存知ですか?

最近、ニュースなどで話題に上る事もあるあの団体です。

そのIAUで今、熱い論議が繰り広げられています。

テーマは「惑星の定義」です。

新しい定義を論議しているとのことで、

16日には太陽系の惑星数を小惑星セレスや冥王星の衛星カロン、

アメリカの観測チームが発見し「第10惑星」と主張した2003UB313を加えた12個とすると発表していました。

その定義は「自己の重力で球形を保ち、恒星の周りを回る恒星でも衛星でもない天体」などですが、

昨日の修正案によると「恒星の周りを回り、その軌道上で主要な天体」などとされています。

これによると冥王星は他の衛星に比べてかなり小さく(直径は地球の1/5程度)、

軌道が傾いていて海王星と交差しているために、

矮惑星に格下げとなります。

冥王星は1930年に発見され、これまで惑星として一般的にも知られてきましたが、

その後の研究により大きさが極端に小さく、

また、その外側の軌道でも同程度の天体が発見されたために、

これまでも「冥王星は惑星ではない」という意見が根強かったそうです。

確かに16日の当初案では研究成果次第では惑星数が次々と増えかねない事になるので、

自分も疑問に思っていましたし、勿論、学者の間でも疑問視する声が多かったです。

そこで、修正案が出てきたと言うわけですが、

まぁ、冥王星を格下げして太陽系の規模が縮小となったとしても、

SF小説やアニメのように太陽系という国家が存在しているわけではありませんから

別段問題はないわけです。

むしろ、これまでおざなりにされてきた感のある惑星の定義について本格的に議論される事は、

天文学上、喜ばしい事だと思います。

また、当初案は一般的には惑星として定着している冥王星の地位を守るための苦肉の策だったと言う感も拭えません。

とりあえず、今日中には最終案をまとめる予定とのことですが、

反対意見がでることも予想され、結論は不透明です。

ここはひとつ大いに議論を重ねていただきたいところですね。