A.ピアソラ『タンゴの歴史』より「ナイトクラブ1960」 | 池田市石橋・箕面市・豊中市の米阪ギター教室♪YONE・GUITAR♪

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ピアソラがギターとフルートのために書いた『タンゴの歴史』より今日は第3曲「ナイトクラブ1960」を。

演奏はアルゼンチン出身の巨匠パブロ・マルケス(Gt.)とセシル・ダロー(Fl.)。

今まで聞いた中で一番スリリングかもしれない演奏!即興も交えつつ血沸き肉躍る雰囲気を表現しています。 

 

「ボルデル1900」「カフェ1930」がピアソラが直接体験したことのない時代なのに対し、「ナイトクラブ1960」は当時39歳のピアソラがブエノスアイレスで気を吐いていた年代。ダンスとしてのタンゴの人気が衰えつつあった頃で、ミュージシャンたちが「聞くためのタンゴ」を意識し始めていた時代と言えるでしょう。(昨日紹介したキンテート・レアルも1960年結成です) 時代の変わり目をみなが意識し、時には激しく対立しながらもタンゴの生き残りをかけて音楽性を高めていく・・・そういう「熱い時代」を感じさせる一曲です。