デザインは時代を超える | I am mais.

デザインは時代を超える

        
はいこれ。見たことありますか?
ベビーカーというより、乳母車という方がしっくりくる乗り物です。
私が幼い時のものなので、26年生きているレア物です。
このデザイン、せいぜい「子連れ狼」の大五郎の愛車がフルモデルチェンジしたぐらいのもんです。これがたまらん!
最近のベビーカーは、ママが一人で持ち運びできるように、軽自動車でもラクラク、折りたたみは当たり前。ですが、これはそんなことをすべて無視した生活必需品。
ベビーカーに限らず、現代社会は何もかも小型化・軽量化かつ多機能が良いとされる時代。
この乳母車を見ていると、「昔」がいかにゆったりとした時間が流れていたかということを感じます。
重くて大きくて、車に乗せるなんて、電車に乗せるなんてまず無理です。だってそんなこと考えて作られてないもん。「いかに子どもをゆったりと乗せるか」それだけです。
古き良き時代のものは、本当に贅沢に、何もかもを惜しみなく使ってますよね。

「情熱大陸」でデザイナー、ナガオカケンメイが、「昔から長く愛されるものが素晴らしいデザイン」ってな感じのことを言ってたなぁ。。。
ここ数日、私が感じていたことにあまりにもタイムリーで、深~くしみじみしてしまいました。
「残すこと」で、時を越えて私が感じたこと、さらに数十年後、この子たちも感じるだろうか。
そう思えるものを選んでいきたいな。

そんなことを言いながら、実家に帰った時に使うぐらいで、普段はもちろん小型化・軽量化・現代的な海外製を使う私・・・

日常は矛盾してるもんですな。
普段から、ゆったりと贅沢な時間と気持ちの使い方をしたいもんだ。

で、車マニアの息子は、これをランボルギーニと呼びます。。。

もはや「本間やのぉ~」というしかない・・・