織田信奈の野望」の外伝。

原作でもアニメでも登場している梵天丸主役の話です。


一応、言っておくと史実を踏まえつつ、「姫大名たち」が世界を総べようと画策する戦国時代が舞台です。

テーマとしては「母親からの愛」かな。


以下、ネタバレです。



梵天丸は伊達家の嫡男(いや、嫡女か。)として育てられました。


幼女な彼女は、中二病である。



普段は「我は魔王だ!!」とか言ってますが、自分の出生を嘆くこともしばしば。

また、母親からの愛を愛と思っておらず、愛されていないと感じているのでした。




日本の勉強以外に南蛮の事も学ぶほどの天才である彼女は、「もう1匹の龍」と呼ばれているのでした。

もう1匹?

そう、上杉謙信と肩を並べる勢いを持っていた。

幼い身でありながら狙われている彼女を謙信は心配し、直江兼続(かねたん)を遣るのでした。



かねたん、ゆうな!!




男装の美少女である片倉小十郎、義妹である愛姫(めごひめ)、虫捕り名人のいとこの成実(しげさね)らに愛される姿は、やはり子供らしいといえよう。



月1の食事会に乱入した母親・義姫の兄である義光は「伊達の家督を血のつながりのある竺丸にしようとする脅迫じみた案」を提示してくる。

これに対し、かねたんや小十郎の策により、丸く収めることに成功。


このとっさの策の成功は、山勘からもらった眼帯が、梵天丸が恐れられてきたオッドアイを隠すこととなり、コンプレックス克服につながったことも大きい。


しかし、その対応が伊達家分裂を呼ぶことになりそうになり、義姫から都に出ることを進められる。



どこまでも母親に認められたいという心を持つ梵天丸は堺に出ることとなった。




そこでのルイズ・フロイスとの出会いで、666、黙示録に興味を持つ。

信奈の方の主人公:相良良晴との出会いで、織田信奈という自分よりも先を行く人物を知る。



この2つの出来事があり、「邪気眼竜」を名乗り、奥州を平定する決意を固めるのだった。



さぁ、この後どうなっていくのかは読んでね♪





織田信奈と対比するなら、かなり子供っぽい。

人との出会いで変わっていく姿は信奈とも同じとは思うが・・・。

バトルももちろんありますが、これが(萌えの意味で)アツい。


史実よりも早く生まれた設定の梵天丸。これが戦局にどう影響するのか???

また、史実に絡めたエピソードや、それを利用したかねたんのある件もあります。

公認ライバルではないものの第六天魔王・織田信奈との戦いも気になるところ。



確かに歴史的な用語がありますが、それなりに知っていれば読みやすいと思いますよ。

キャラの可愛さにやられちゃってください!!

アニメ2期はなかなか難しいかな・・・。


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