ピボットテーブルの分析するデータのある場所の選択に複数のワークシート範囲というのがあります。
これを使って重複しないリストを作ることができます。


さて、先日、これを使った表を作っておりました。
どんなのかというと、下のような表を合算して平均やら合計やらを確認します。(正しい使い方かはわかりませ
んが。。。)





1.[データ]-[ピボットテーブルとピボットグラフ レポート]を選択します。

2.ウィザード1/3で複数のワークシート範囲を選択します。





3.ウィザード2a/3のページフィールドの作成方法を"指定"にします。





4.ウィザード2b/3で統合する範囲を指定して追加していきます。





ここでは、東京の表A4~D7と大阪の表A11~D15をそれぞれ追加します。
その際、ページフィールド名を付ける場合はそれぞれ任意の名前を書き込みます。(画像では"大阪"と書かれた
箇所、範囲一覧で追加したのをクリックして記入します)

5.ウィザード3/3で書き出すセルを指定して完了です。





すると、こんな感じのピボットテーブルができあがります。





いわゆる、東京と大阪の店舗と商品が同じものを合計した表です。

ちなみに、先のウィザード2b/3で指定したページフィールド名は下の図のような感じで選択リストになります。




さてさて、ここで注目するのはセルG6~G9です。
重複を省いた店舗名がリスト化されているのです。


これを使うと、
複数行にまたがって存在する重複のあるデータリストから重複しないリストを作ることができるということです。


例えば下図、セルA19~C38のように重複した複数行のデータがあるとします。






ここから重複しないリストを作るには?

先ほどの複数のワークシート範囲を使い、範囲一覧で2列ずつ範囲選択して追加していくのです。





一つ目:A7:B27 ・・・ A列が行、セル7が列として認識される


二つ目:B7:C25 ・・・ B列が行、セル7が列として認識される


三つ目:C7:D22 ・・・ C列が行、セル7が列として認識される



これでA、B、C列が項目として認識され、2つ上の表が完成します。
2つ上の黄色のセルのところが重複しないリストというわけです。

指定する範囲はひとつ上のセルから指定します。
ここでは7行目の空白セルからの指定です。
8行目から範囲指定をすると8行目がデータとして認識されないので。

フィールド名のあるリストの場合はそこから指定すればOKです。

ちなみに、データの個数は正しくないのでご注意。




-----■ 参考 ■-----

重複しないリストをつくる

リストから重複するデータをはぶいた件数(個数)をカウントする