「さて、今回もコミケ(コミックマーケット103)に受かったので、予告通り『遥かなる近代』第10号を発刊します」

「夏に続いて、歴史と艦これの両方に受かったんだね」

「うん。参加日程、スペースは以下の通りだよ」

 

12月30日(土) 東地区(東4ホール)ヤ15a(艦これ)

12月31日(日) 西地区(西2ホール)け20a(歴史)

 

「ちゅーことは、また新刊2冊出すん?」

「そうだよ。歴史の新刊は『遥かなる近代』第10号、艦これの方は『龍驤の麺1』。ここでは第10号の話しかしないけどね」

遥かなる近代第10号表紙 龍驤の麺1表紙

「国債報償運動の中で起こった「国債報償金費消事件」を史料から検証していく、って内容だったよね?」

「あー、ベセルのアレな」

「うん。韓国統監府の電文等を収録した『統監府文書』と当時の新聞記事を中心にして事件の経過を見ていくの」

「史料自体は、国債報償運動を調べたときにほぼ調査確認済みだったから、作成の進捗は比較的スムーズにいったんじゃない?」

「…そういうわけにいかないの。できるだけ史料全文を掲載することに拘ったから、ページ数が多くなってね…」

「史料の改竄やトリミング、断章取義はしてへんいう証明と、他者の追跡調査、検証を容易にして公平性を担保するための措置やね」

「全文載っていれば他者が再検証するのに苦労しなくて済むもんね。で、何ページになったの?」

「…466ページ。厚さは約27ミリ、重さは1,125グラム…」

「紙の鈍器!」

「上下巻に分けることも考えたけど、そうすると頒布価格も上げざるを得なくなるので、なんとかがんばってレターパックライトで送れる厚さ30ミリ以内に収めたの」

「素直に上下巻に分けた方が、売る方にとっても買う方にとっても持ち運ぶ負担が少なくて済んだ気もするよね…」

「ほんで、会場頒布は冬コミから開始やけど、通信頒布はいつも通りBOOTHとメロンブックスさんやね?」

「うん。ただね、作者手元とメロンブックスさんへの納品が前倒しになったので、もう通信頒布は開始されているの」

「…締切りよりかなり早く入稿したせいやね…悪い事ちゃうけど」

「そういうわけで、『遥かなる近代』第10号は、コミケでの頒布に先駆けて、メロンブックスさんと弊BOOTHにて通信頒布中です」

 

メロンブックスさん https://www.melonbooks.co.jp/detail/detail.php?product_id=2133401
BOOTH:猫空茶藝館_別館 https://nekosora-chayi.booth.pm/items/5262049

 

「コミケ当日も「猫空茶藝館」を宜しくお願いします」