岡村島の小学生は6名しか居ません
中学生は3名で、小中合わせても合計9名
その中の2名が夏休みの自由研究として「瀬戸内しまのわ2014サイクリストにインタビュー」という課題に取り組みました
先日茜色のブログにて、岡村島を訪れていただいたサイクリストの方々に呼び掛けさせていただき、たくさんの方々にご協力いただきました
子供たちも大喜びでした。ありがとうございます
そして出来あがったのがこちらです
いかがですか?この完成度
グラフと日本地図の都道府県が色別になっていたり、車輪をグラフに見立てたりと、大人でも考え付かないようなアイデアに溢れた素晴らしい仕上がりです
大人のつくる退屈なパワーポイントなどのプレゼンテーション資料とは違い、愛情が伝わってくるではありませんか
自由研究の報告書から写真では見えにくいので項目を紹介させていただきます
この題材を選んだ動機
今、愛媛・広島両県の観光イベントである「しまのわ2014」が行われています。私たちの住む岡村島でも「しまのわ2014」の開催とともに、たくさんのサイクリストの姿を見かけるようになりました。そこで、サイクリストの人たちの思いを知ることで、岡村島のよさをたくさんの人に知ってもらい、たくさんの人たちに足を運んでもらいたいとおもいました。
調査方法
期間 7月25日~8月11日
アンケートを作成し
・岡村港で出会ったサイクリストに答えていただく。
・島内の飲食店に用紙を設置し答えていただく。
・インターネット(ブログ)で呼びかけ、過去に来島経験のある方に答えていただく。
調査結果
アンケート項目
1.年代 20代…7名 30代…9名 40代…18名 50代…12名 60代…6名 計52名
2.性別 男…47名 女…5名
3.どこから来ましたか 広島…15名 神奈川…6名 愛媛…5名 東京…5名 滋賀/福岡…各4名 岡山/愛知/大阪/京都/奈良…各2名 群馬/千葉/茨城…各1名
4.岡村のことを何で知りましたか? インターネット…14名 口コミ…11名 しまのわパンフレット…11名 雑誌…6名 自分や家族のふるさと…5名 地図…2名 テレビ・新聞…各1名 その他…7名
5.来て良かったところ 風景がきれい…38名 食べ物が美味しい…7名 人が優しい…6名 その他…名
6.また来たいですか? はい…52名(景色がいい…8名 ポタリングしたい…6名 次は泊まりたい…5名 自転車で走りやすい…5名 食べ物が美味しい…3名 その他 今度は友人を誘いたい。フェリーに乗りたかったなど…20名)
考察
グラフを見て印象に残ったのは、男性が圧倒的に多いということと、10代と10代未満の子どもがいなかったということです。調査をしたのが夏休みであったのにも関わらず、女性や子どもの観光客がいないのは残念に思いました。
また、5や6の質問では、岡村の魅力として「自然」を多くの人があげていました。これから私たちにできることとして、今ある自然を守っていくことが大切だと思いました。4の質問で驚いたのは「インターネット」という回答が多いことです。全国どこからでもアクセスできるインターネットの利用者が多いことが、3の結果のように四国以外の人たちの来島者が多いことにつながったのだと思います。
以上がまとめてくれた報告です
二人の小学生の取り組みによって、様々なことに気付かされました
四国からの来島者が少ないこと
関東地方からの来島者が多かったこと
そして、情報発信の重要性です
地域おこし協力隊として関前諸島に移住してきて、一番最初にやらなければならないと思ったのが地域情報の発信でした
移住前にネットで検索したときには、地域の重要な情報が殆ど無かったことを思い出します
関前は今治市の中でも一番小さな地域です
そんな地域でも、インターネットをはじめとしたICTを活用することによって、これだけ多くの方々に直接情報を届けられるのです
過疎地には情報通信網の整備が不可欠であるということを改めて認識させてもらいました
今後は10代以下の若い人達にも伝わるような情報発信を心がけていこうと思います
このような素晴らしい取り組みを行い、解りやすく見事にまとめてくれた小学生に拍手を贈りたいと思います
ありがとう
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