心臓型 | Flog

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Frogの研究者の息抜きblog

--- since 01-06-07 ---

何と週末の方が、万歩計の計測値が高い、ことが判明。買い物に行ったりとか、動きが多いんですかね。実験をしていると、案外、動かないんですね。う~ん、せめて毎日10,000歩(?)にしたいですなぁ。


今日たまたまNatureを見ていたら驚くようなNews が。

ES細胞にしろ、iPS細胞にしろ、仮に全能性、多能性の細胞を作ることが可能になっても、そこから3次元構造を持った器官、平たく云えば、臓器を造るまでの道程は、とてつもなく遠いことは、素人の私にも容易に想像出来る。

そこで、発想の転換である。

例えて云うならば、粘土をこねて、徐々に、形を整えて像を造りあげるのが、通常の発生過程に於ける器官形成だとすると、その像を基に石膏で型を取り、そこへ溶かした銅と錫を流し込んで鋳造してレプリカを造る、と云うのが、Nature Medicine に in press の論文 で報告されている(雑誌を購読していればリンクされています)。(後で読み返してみたら、例えがちょっと違いますかね)

ラットの心臓をモデルにした実験で、先ず、冠潅流で心臓にdetergentを流し込んで細胞を洗い流して、最後に心臓の形を保った骨組み(主にコラーゲ ンで出来ている)だけを残し、今度は、そこへラットの胎児の心臓の細胞を戻して、本来の心臓に比べればわずか数パーセントの効率ではあるが、取り敢えず拍 動しポンプ機能のある心臓様のものが出来たと云う話。

現時点では、先ずは、完全な機能をもった心臓を造るために、もっと、基礎研究が必要であるが、将来的には、戻す細胞を、ES細胞やiPS細胞から分化させ たものを使って同様のことが出来れば、再生医療につながる技術かも。しかも、理論上は、脳以外の、ほとんどの臓器に応用が効く技術である。

心臓に限って云えば、ブタの心臓(大きさがヒトにちょうど良いらしい)でゴーストを造り、そこへヒトの患者のiPS由来の心筋細胞を入れて、人工心臓を造形し、移植するなんて時代が来たりして。

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今日の瞬間最低体脂肪率: 23%
今日の万歩計:
9,782歩、328.9Cals