つづく | Flog

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Frogの研究者の息抜きblog

--- since 01-06-07 ---

取り合えず、inspectionは無事修了。って云うか、コレはpreinspectionで、来月末には大掛かりな3年に一度のARAC に依るinspectionが入る。ココで大学中の動物実験に関わる施設の審査が行われ、合格を貰わなければならない。大学のどこか一部で不備があれば、全体責任で、大学全体がNIH の資金提供を受けられなくなる可能性があるので、皆んなピリピリである。


さて、超トンでもない仮説 のつづき。

えっと、前回迄のおさらい:人魚の祖先はカモノハシのような生き物だったんではないだろうか?

本題に入る前に、仮説の前提となる知識を。

多くの哺乳類の性決定はX染色体とY染色体に依って行われる。つまり、XYを持つ個体は♂、XXを持つ個体は♀になる訳だ。YYと云う個体は自然には存在しない。

性染色体組み合わせに関して、XYと云う組み合わせは、ヘテロ。XXはホモである。つまり、XY型の場合、♂ヘテロ(XY)、♀ホモ(XX)である。

ここで、おさらい。何故キリストが男で有り得ない のかは上記の性染色体の組み合わせに依るからである。

これに反して、爬虫類、鳥類、両生類などでは、異なった性決定機構を持つものがある。つまり、Z染色体とW染色体に依る。重要なのはこの場合、ZWを持つ個体は♀、ZZを持つ個体は♂ となる。WWと云う個体は自然には存在しない。

つまり、ZW型の場合、♂ホモ(ZZ)、♀ヘテロ(ZW)である。

それぞれのメカニズムに関しては、未だに、詳細は不明である。ただ、XY型、ZW型のそれぞれに関して、恐らく雄化に関わるであろう遺伝子がそれぞれ見付かっている。

ココ迄は宜しいか?

じゃぁ、続きは、また、明日以降。 <をい!
じゃぁ、明日の予告:
『カモノハシは、一応、哺乳類ではある』と云う書き出しの予定。

の世の中: iPod、著作権料を1年半未払い、2.5億円以上、ヘリコバクター・ピロリ(ピロリ菌)、胃の粘膜破壊の仕組み、北大遺伝子病制御研究所、畠山昌則、 強盗後7年潜伏、時効成立は勘違い…結婚申請の中国人逮捕、 南極海:深海に多数の新種生物、国際チーム発見。


日の瞬間最低体脂肪率: 22%