iPhoneのアプリケーションがCocoaベースで作られている以上Cocoaを学ぶ必要があるわけだ。

 じゃ、Cocoaとはなにか?

 Mac OS XやiPhoneのための商用/企業用アプリケーションのフレームワークてことになる。
 で、フレームワークってなんだよって話になるけど、例えるならアプリケーションのBTOというところか?
 で、BTOってなんだよって話になるけど、例えるならフレームワークってとこかなんて書いちゃうとWindows Vistaのネットワーク設定GUIみたいになっちゃう(何人かは激しく同意しているはずだ)ので、Wiki:BTO を読みなさい。
 この場合、BTOでいう素のパソコンの状態が、Cocoaフレームワークでは何もできないウィンドウを開くだけのアプリケーションてことになる。
 で、これにいろいろな機能を追加するのがアプリケーション制作者側の作業となる。
 じゃあ、このCocoaを始めるのに何から手をつければいいか書いているのが...

Getting Started with Cocoa

 英語なんだよな~。
 でも、心配するな。最初のTechnology Overviewに書かれてることは、その下で紹介されてるドキュメント読めばわかる。それが

Start Here
 まず、最初にこれだけは目を通してくれ!でないと解り合えん。というドキュメントが以下の2つ

1)Cocoa Fundamentals GuideのWhat Is Cocoa?の章
2)Cocoa Application Tutorial

つーことで、皆さん、目を通しましょう。
馬鹿野郎、英語じゃね~か読めね~よ。と言う方には翻訳もあるでよ。

1)Cocoa基礎ガイドCocoaとは?
2)Cocoaアプリケーションチュートリアル

Cocoa基礎ガイドのCocoaとは?は分量少ないからすぐ読めるよね。
問題はCocoaアプリケーションチュートリアル。結構ボリュームがある。
ただし、

Xcodeでのプロジェクトの作成法
モデルの定義
ビューの定義
モデルとビューのブリッジ

の章では具体的なサンプルプロジェクトを使ってXcode、InterfaceBuilderの使い方を説明しつつCocoaの概念も説明してるので、非常に価値が高いっす。

 私も、例の「チンパンジーゲーム」を作るときは、こいつを参考に進めるつもり。

 で、上の2つでCocoaの概念が理解できたら、これを使いこなす制作者になるために、以下のドキュメントを必要に応じて読んでいく。

Cocoaの骨子であるオブジェクト指向を学ぶために:
The Objective-C 2.0 Programming Language
 Cocoaの基本言語であるObjective-Cを学んだ上にオブジェクト指向まで学ぶ事ができる一石二鳥のドキュメントだ。心配するな日本語訳もある。

開発ツールを学ぶなら
Xcode Quick Tour Guide
インターフェースビルダを学ぶなら
Interface Builder

 残念だけど、この2点は翻訳ないみたい。ま~「Cocoaアプリケーションチュートリアル」でだいたいわかるから、読まずにアプリ使って勘でいくのも有りだな。
 あとは細かな機能について、OS X以前のMacアプrケーションや、Unixからの移植についての参考文献が紹介されてるけど、ここらへんは必要に迫られたら読むでいいよね。

 最後に、こんな日本具訳ドキュメント発見。Cocoaアプリケーションチュートリアル」の補完にいいかも。
Document-Based Applications