言葉は魔法の箱だって知っていますか? | こころのメモ帳

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鹿児島市大竜町に相談室を持つ「心理カウンセリングこころね」代表 田中 晃@心理カウンセラーのブログです。一緒にこころの整理をしていきましょう。

言葉は箱のようなもので、一度その箱に入れてしまうと、それに応じて意味が現れ、本来自分が感じていた意味を隠してしまうことがあります。例えば、時々こんな方がいます。



クライエント「私はミスが多いんです。なんとか頑張っているのですが、うまくいかなくて、その度、上司に呼ばれて何時間も叱られていて・・・。『正直そこまで言わなくても』って考えたりしますが、悪いのは私なので、言い訳できないなぁとも思っていて・・・。正直、今の上司は好きにはなれないんです。」


カウンセラー「それは、好きじゃないってことですか?それとも、嫌いってことなんですか?」


クライエント「ああ・・・・嫌いです。大嫌い。」


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本当は正直「大嫌い」なのに、「好きじゃない」と言ってしまうのは、なぜでしょう?


カウンセラーは、クライエントの思いを否定せず受け止める存在だと、事前に説明しても、言えないのはなぜでしょう?



「大嫌い」と言うことに抵抗があるのかもしれません。


ひょっとした、「そんな酷いことを言うと、嫌な人間と思われるかもしれない。」と思っていて、


とっさに、「好きじゃない」という箱に入れてしまうことが癖になっているのかもしれません。


「大嫌い」という箱より「好きじゃない」という箱に入れていた方が、安心だというわけですね。


言葉って物理的にはただの音声なんですが、人は自分の経験から意味を読みとってしまうんです。


まるで、魔法みたいですが、魔法でもなんでもありません。


私たちは、しばしば自分の心を守るために、目の前の事実を自分なりの言葉の箱に入れて、嫌な気持ちにならなくて済むようにうまく対処しています。


もし、その癖に問題を感じているのだとしたら、カウンセリングがお役に立つかもしれません。


本当のことが言えると、「ああ、そっか・・・」という気づきや、肩の荷が降りる感じ、そして、もやもやした心の中の違和感が消えたりします。


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