ピンク・フロイドのオフィシャル映像として有名な 『 ライブ・アット・ポンペイ (Live At Pompeii) 』．
元となっている映像は1971年10月4日から 7日の 4日間イタリアのポンペイで収録され，且つ充分な電源供給ができない状況で，さらにタイトなものとなったようです．本フィルムは，1972年9月のエジンバラでの公開を皮切りに，スコットランド，日本，ニューヨーク等で公開されました．
本音源は，当時，一部の地域限定で採用された 4chミックスによる劇場バージョンから，音を抜き取り 2chに落とし込んだというコアな企画で，2014年秋に Sigmaレーベルより 『 Live At Pompeii：Quadraphonic (Sigma 118) 』 として，リリースされた商品に付属していた特別ボーナスが，今回，商品を 2組購入すると配布されるギフト・アイテムとして単発で，登場．（商品は過去ブログ 『 Live At Pompeii：Quadraphonic (Sigma 118) 』 を参照下さい）
本当にコアな企画です．（笑）
メーカー情報では
『ロックファンにはあまりにお馴染みの「LIVE AT POMPEII」。
劇場公開された1970年代中頃、アメリカのごくごく一部の限定された劇場でのみで採用されたとされる、伝説の4チャンネル・ミックスによる劇場公開バージョン・フィルムのサウンドトラックの4チャンネルミックスから劇場用のフロント・スピーカーとリア・スピーカー用の4チャンネル音声をそれぞれ２枚のディスクに収録。
1枚目にフロント・スピーカー、2枚目にリア・スピーカー用の音声を収録。プレス盤の解説本文でも触れましたが、4チャンネル方式のミックスがなされた35mmシネマスコープ・4トラック磁気サウンドトラックから抽出された本音源、ここではフロントとリアに分かれているだけあり、それぞれに特徴的なミックスとなっております。
1枚目は、各楽器の音声が満遍なく聞こえる印象で、単体でも普通に聞けるオーソドックスなミックスに感じますが、2枚目が終始異様なミックスバランスで聞けるのが本ボーナスタイトルのポイントでしょう。2枚目は全体的にフロントスピーカーを補足するようなバランスなのか、かなりスカスカしたミックスであり、単体で聞くとかなりアンバランスな面白いミックスが確認できます。
ドラムやベースは弱いのですが、ギターは大きめに収録されており、プレス盤本体で確認できたギターが縦横無尽に暴れ回る特徴的なミックスが、ここではさらに目立って聞こえ、ギターの鳴る箇所ではとにかく終始グルグルと左右を行ったり来たりを繰り返し、4チャンネルミックスの元ネタをこっそり覗いているような、ちょっと不思議な感覚に陥るかも知れません。この分離されたそれぞれのミックスは、この盤でしか聴けないもので、非常に興味深く、かつ資料性の高いアイテムであることに違いはありません。
(音源の出自について）
この4チャンネルミックスは、1974年頃「ポンペイ」監督のエイドリアン・マーベンらの主導によりレコーディング・エンジニアのダン・ワーリン(映画「ウッドストック」などで有名)に4チャンネルミックスを依頼、A&Mのスタジオでミックス後、トッドAO方式という規格でコピーされ、4chミックスに対応したニューヨークやロサンゼルスのごく一部の劇場でのみ一般公開されたとのこと。しかしそれ以来、日の目を見ることもなく、すっかり忘れ去られていましたが(当のフロイドのメンバー自体がこの4chの存在に気づいていないと言う話も・・・)、近年になり、たまたまこの映画のファンが、1974年の劇場公開バージョンが正しい形でDVD化されていないことをうけ(現行のオフィシャルDVDはかなり手が加えられているのは、ファンならご存じのとおり)、過去のリリース版を利用して1974年版の復元を試みました。そしてしばらくしてから、ネット上のファン・コミュニティでのやりとりの中で、幻の4チャンネル方式のミックスが、1970年代中頃の劇場公開以来、日の目を見ていなかった本物の35mmフィルムから抽出され極一部に流通したとのこと。今回はその流通したフロント、リアの2枚のCDマスターをダイレクトに収録したものです。』
Live At Pompeii；Quadraphonic
- Separate Mixes For Front & Rear Speakers -(Gift CDR)
The Audio Was Taken From a 35mm Cinemascope 4-Track Magnetic Striped Print Af Live At Pompeii Featuring The Quadraphonic Mix
Disc 1
[Quad Mix For Front Speakers]
1. Intro
2. Echoes (Part 1)
3. Careful With That Axe, Eugene
4. A Saucerful Of Secrets
5. One Of These Days
6. Set The Controls For The Heart Of The Sun
7. Mademoiselle Nobs
8. Echoes (Part 2)
TOTAL TIME (64:05)
Disc 2
[Quad Mix For Rear Speakers]
1. Intro
2. Echoes (Part 1)
3. Careful With That Axe, Eugene
4. A Saucerful Of Secrets
5. One Of These Days
6. Set The Controls For The Heart Of The Sun
7. Mademoiselle Nobs
8. Echoes (Part 2)
TOTAL TIME (64:05)
Careful With That Axe, Eugene [Quad Mix For Front Speaker]
Careful With That Axe, Eugene [Quad Mix For Rear Speaker]
[参考]
[関連記事]
「Live At Pompeii：Quadraphonic (Sigma 118)」
「Live At Pompeii：Collector's Edition」
元となっている映像は1971年10月4日から 7日の 4日間イタリアのポンペイで収録され，且つ充分な電源供給ができない状況で，さらにタイトなものとなったようです．本フィルムは，1972年9月のエジンバラでの公開を皮切りに，スコットランド，日本，ニューヨーク等で公開されました．
本音源は，当時，一部の地域限定で採用された 4chミックスによる劇場バージョンから，音を抜き取り 2chに落とし込んだというコアな企画で，2014年秋に Sigmaレーベルより 『 Live At Pompeii：Quadraphonic (Sigma 118) 』 として，リリースされた商品に付属していた特別ボーナスが，今回，商品を 2組購入すると配布されるギフト・アイテムとして単発で，登場．（商品は過去ブログ 『 Live At Pompeii：Quadraphonic (Sigma 118) 』 を参照下さい）
本当にコアな企画です．（笑）
メーカー情報では
『ロックファンにはあまりにお馴染みの「LIVE AT POMPEII」。
劇場公開された1970年代中頃、アメリカのごくごく一部の限定された劇場でのみで採用されたとされる、伝説の4チャンネル・ミックスによる劇場公開バージョン・フィルムのサウンドトラックの4チャンネルミックスから劇場用のフロント・スピーカーとリア・スピーカー用の4チャンネル音声をそれぞれ２枚のディスクに収録。
1枚目にフロント・スピーカー、2枚目にリア・スピーカー用の音声を収録。プレス盤の解説本文でも触れましたが、4チャンネル方式のミックスがなされた35mmシネマスコープ・4トラック磁気サウンドトラックから抽出された本音源、ここではフロントとリアに分かれているだけあり、それぞれに特徴的なミックスとなっております。
1枚目は、各楽器の音声が満遍なく聞こえる印象で、単体でも普通に聞けるオーソドックスなミックスに感じますが、2枚目が終始異様なミックスバランスで聞けるのが本ボーナスタイトルのポイントでしょう。2枚目は全体的にフロントスピーカーを補足するようなバランスなのか、かなりスカスカしたミックスであり、単体で聞くとかなりアンバランスな面白いミックスが確認できます。
ドラムやベースは弱いのですが、ギターは大きめに収録されており、プレス盤本体で確認できたギターが縦横無尽に暴れ回る特徴的なミックスが、ここではさらに目立って聞こえ、ギターの鳴る箇所ではとにかく終始グルグルと左右を行ったり来たりを繰り返し、4チャンネルミックスの元ネタをこっそり覗いているような、ちょっと不思議な感覚に陥るかも知れません。この分離されたそれぞれのミックスは、この盤でしか聴けないもので、非常に興味深く、かつ資料性の高いアイテムであることに違いはありません。
(音源の出自について）
この4チャンネルミックスは、1974年頃「ポンペイ」監督のエイドリアン・マーベンらの主導によりレコーディング・エンジニアのダン・ワーリン(映画「ウッドストック」などで有名)に4チャンネルミックスを依頼、A&Mのスタジオでミックス後、トッドAO方式という規格でコピーされ、4chミックスに対応したニューヨークやロサンゼルスのごく一部の劇場でのみ一般公開されたとのこと。しかしそれ以来、日の目を見ることもなく、すっかり忘れ去られていましたが(当のフロイドのメンバー自体がこの4chの存在に気づいていないと言う話も・・・)、近年になり、たまたまこの映画のファンが、1974年の劇場公開バージョンが正しい形でDVD化されていないことをうけ(現行のオフィシャルDVDはかなり手が加えられているのは、ファンならご存じのとおり)、過去のリリース版を利用して1974年版の復元を試みました。そしてしばらくしてから、ネット上のファン・コミュニティでのやりとりの中で、幻の4チャンネル方式のミックスが、1970年代中頃の劇場公開以来、日の目を見ていなかった本物の35mmフィルムから抽出され極一部に流通したとのこと。今回はその流通したフロント、リアの2枚のCDマスターをダイレクトに収録したものです。』
Live At Pompeii；Quadraphonic
- Separate Mixes For Front & Rear Speakers -(Gift CDR)
The Audio Was Taken From a 35mm Cinemascope 4-Track Magnetic Striped Print Af Live At Pompeii Featuring The Quadraphonic Mix
Disc 1
[Quad Mix For Front Speakers]
1. Intro
2. Echoes (Part 1)
3. Careful With That Axe, Eugene
4. A Saucerful Of Secrets
5. One Of These Days
6. Set The Controls For The Heart Of The Sun
7. Mademoiselle Nobs
8. Echoes (Part 2)
TOTAL TIME (64:05)
Disc 2
[Quad Mix For Rear Speakers]
1. Intro
2. Echoes (Part 1)
3. Careful With That Axe, Eugene
4. A Saucerful Of Secrets
5. One Of These Days
6. Set The Controls For The Heart Of The Sun
7. Mademoiselle Nobs
8. Echoes (Part 2)
TOTAL TIME (64:05)
Careful With That Axe, Eugene [Quad Mix For Front Speaker]
Careful With That Axe, Eugene [Quad Mix For Rear Speaker]
[参考]
 | Pink Floyd: Live at Pompeii, The Director's Cut [DVD] [Import] |
[関連記事]
「Live At Pompeii：Quadraphonic (Sigma 118)」
「Live At Pompeii：Collector's Edition」