1972年,ピンク・フロイドは翌年リリースされる 『 The Dark Side Of The Moon (狂気) 』 のプロトタイプを引っさげて,世界規模で粗 1年間にわたるツアーを行います.
 本CDは 『 The Dark Side Of The Moon 』 のプロトタイプ初演である 1月20日英国イースト・サセックス州はブライトンのザ・ドーム公演をオーディエンスで収録したものです.

 既発では,今から15年前の1991年に Triangleレーベルから 『 The Dark Side Rehearsals (PYCD 065) 』 ,Little Pieces Productionsレーベルから 『 Here They Come (LPP) 』,また Beelzebub Recordsレーベルからも,1974年の11月16日英国ウェンブリーのエンパイアー・プール公演の音源をカップリングして 『 Howlin' To The Moon (BSD 154/155/156) 』 のタイトルとしてリリースされており,3年前には,LIGHTHOUSE の ギフトアイテムとして,1st Gen マスターとされるネット音源を使用した 『 Brighton 1972 (Gift CDR) 』 も配布されていますが,ある意味,この重要音源は最近はプレスとしてリリースされていないので,今回のリリースは有り難いところです.
 
 しかも,使用している音源は,鮮度が良いのに加え,何と言っても,ギフト・アイテムを含めた既発盤より収録時間等長いのが,アドバンテージ.
 特に "Money" での機器トラブル発生から "Atom Heart Mother" 開始まで,チューニングを含めて収録されている部分はリアルであり,既発のギフト・アイテム 『 Brighton 1972 (Gift CDR) 』 には収録されていない部分もあります.

 1972年ツアーのセット・リストは,この日を皮切りに,第一部が 「 The Dark Side Of The Moon 」 のプロトタイプ,第二部が往年の代表曲で構成され,最後にアンコールを演奏するというお決まりのパターンです.
 初日こそ,機器トラブルにより中断されてしまいますが,当時,未発表の曲を40分以上演奏された観衆はさぞかし戸惑ったでしょう.その様子を本タイトルでも聴くことができます.
 "Speak To Me" が,心臓の鼓動を模した,一定のリズム音をバックに,"Money" で使用される キャッシュ・レジスターのSE(:Sound Effect)被せた形で開始されます.ここでも観衆の戸惑った様子(会話)が収録されており,機器トラブルに伴って "Money" 開始直後にプロトタイプが中断された後,未発表曲であるが故,観衆はこの中断か何かも分からず,怪訝な様子で一瞬拍手が起kこる部分も聴くことができます.
 また中断されたプロトタイプの代わりに,何事も無かったかのように,予定されていなかった "Atom Heart Mother" を演奏してしまうところも,流石. 

 プロトタイプ故に 「 The Dark Side Of The Moon 」 の演奏は未完成で,"On The Run"(当時は "The Travel Sequence")も,オフィシャル・アルバム 『 The Dark Side Of The Moon (狂気) 』 のシンセサイザーとシーケンサーを用いたものとは程遠く,ドラムとベースの一定のリズム上で,ギターとキーボードのインストルメンタル・ジャム形式が繰り広げられるものとなっており,続く "Time" も,未だ時計のアラーム音のSEはなく,ヴォーカルのメロディー・ラインも若干マイナー調で,非常にスロー・テンポで演奏されます.
 "The Great Gig In The Sky"(当時は "The Mortality Sequence")も,マイナー調のオルガンをバックに,聖書の一節(:エフェソス人への手紙)を朗読する SE が流される形式のもので,メロディー・ラインも異なり,完成版で聴かれるような,女性ボーカルのスキャットも入っていません.
 "The Great Gig In The Sky" 中盤から発生する機器トラブルにより "Money" 開始直後に演奏中断を余儀なくされる訳ですが,その後,何事も無かったかのように,チューニングを挟んでコンパクトに纏められた 4人編成での "Atom Heart Mother" を演奏します.ちなみに 『 The Dark Side Rehearsals (PYCD 065) 』 では,カットされていた "Money" 中断後から "Atom Heart Mother" 開始前までのロジャー・ウォーターズの MC等 もカットされずに,収録されています.

 "One Of These Days" は,中間部にシンセサイザーを用いており,非常に興味深い演奏で,ロジャー・ウォーターズの MC の後に.静寂の中から開始される "Echoes" もさることながら,アンコールとして演奏される "A Saucerful Of Secrets" の後半部分は,個人的に好きな演奏の一つです.

 メーカー情報では
 『ピンク・フロイドの最重要音源が緊急リリースです!! あの名録音" 狂気・世界初演 "の音源が録音本来の威力をパーフェクト取り戻し、遂にSigmaレーベルから甦ります!!

 1971年末から72年の初めに大まかな構想と楽曲が作られた" THE DARK SIDE OF THE MOON "。
 この大曲は約1年掛けて試作版が世界中のライヴ・ツアーで演奏されながら曲がテストされ、徐々に修正されつつアルバム収録の最終形となったのは皆様御存知の通りです。その途上には72年3月に行われた日本での8公演が含まれていた事はあまりにも有名ですし、その来日時に全ての会場で披露された" 試作版としての狂気・完全演奏 "は44年後の現在でも素晴らしい知見を私達に与えてくれます。
 しかしその2ヶ月前、72年1月20日の世界初演を収録した唯一の音源は更に激しくファンの知的好奇心を奮わせる特別な公演として昔から広く支持されてきました。今週末はそのフロイドの歴史上でも最重要音源のひとつである" 狂気・世界初演 "の頂上音源が、いよいよSigmaからプレス盤で甦るのです!!

 御存知とは思いますが、この狂気・世界初演の録音は過去に既発音源が存在しました。有名なものでは海外TRIANGLEレーベルから出ていた『THE DARKSIDE REHEARSALS (PYCD 065-2)』や『HERE THEY COME (Little Pieces Productions / LPP)』等があり、お聴きになった事がある方も多いと思います。ただそれら既発盤はもう15年近く前のサウンドなだけに、現代の優良なブートレッグ・サウンドに慣れた私達の耳には物足りなくなっているのも事実です。今回登場する本作も音源自体は唯一確認されている同一の録音ソースを使用しているのですが、このたび海外の重鎮フロイド・コレクターからSigmaに届けられたのは、その初演音源が驚きのアップグレードを遂げた高解像サウンドでした。ただ元々この名音源は優秀なAUD録音ですから、既発盤で音を聴いた事がある方にはアッパー版・リマスター版と言われてもなかなかピンとこないかもしれません。しかし聴けば瞬時にその音質差に気が付く或る秘密が、この最新音像には備わっているのです。

 その要因となっているのが静音域の大幅な見直しです。例えばこの初演では御存知の通り「Money」の途中で機材トラブルにより演奏が中断されるという予想外のハプニングが起こる訳ですが、前曲「The Mortality Sequence」の途中から生じるハム・ノイズの不気味な音とその波長の高まり、「Money」でやむなく中断する際の各楽器の音の散り方、その後暫く静まり返る場内...等、どれもそのシーンの背後に質の高い静音があってこそ、この初日のドキュメンタリーを深く実感出来る事に気付かれる筈です。
 そのため本作は原録音に存在したヒスノイズ(=既発盤サウンド最大のマイナス要因でした)を注意深く取り除きながら原音を精査し、音像に全く影響を与えずに原音の鋭さ・肉厚感・響きの波動を極限まで導き出す事に主眼を置いており、このため同じ音でも質感と透明度が格段に違う高級感溢れる仕上がりが実現しているのです。実際、既発サウンドと聴き比べると「あれ? こんなに情感タップリの響きだった!?」と、誰もがその音色に感じた事の無い鋭さと輝きを眩しく感じるでしょう。もちろんこの世界初演の聴きどころはそれだけではなく、例えば

 ・一拍ズレで始まり、歌詞も旋律も不安定な「Breathe」
 ・まだまだ発展と可能性の余地を感じさせる「The Travel Sequence」
 ・初演ながら既に完成域に達している「Time」
 ・歌詞が無い「Breathe (Reprise)」
 ・楽曲原初の姿を生々しく晒す「The Mortality Sequence」
 ・完奏できなかった為に急遽代演された「Atom Heart Mother」

...等など枚挙にいとまがありませんが、聴き慣れたこれら数々のレア・シーンに研ぎ澄まされた静音域のクオリティが備わったと考えてみてください。それこそがまさに本作のサウンドであり、それ故に音源史上最強のドキュメンタリー・サウンドとなっているのです。そもそも響きの可能性を追求した音楽集団が放つ歴史的初演を聴くにあたり、静音の質の高さがいかに重要であるかは本能的な直感で御理解戴けると思いますし、それが根底にあった上で弱音も強音も揺ぎ無く出てくるアッパー感は、この狂気ワールド・プレミアの理解と手応えをより深めてくれるでしょう。
 今回音源を提供してくれた重鎮コレクターがロスレスの重たいデータで送信してきたファイルには、その重さに見合うだけの凄まじい知の再発見がマスター・クオリティで詰まっていた訳です。

 では耳を傾けてみましょう。「Speak to Me」はまず音群移動装置によってテープ再生される鼓動の音が、場内のあちこちから出ている様子が鮮やかに甦ります。この時点で既に既発サウンド以上の質の高さを感じると思いますが、「Breathe」では歌詞1番と2番が混在する様子や旋律に不安定な揺れが生じるシーンなど、初演ならではの不思議な姿が更に上質なサウンドで現れるのです。「The Travel Sequence」は御存知の通り「On The Run」の初期バージョンですが、これもその音楽が" 走り回って "いる様子が既発サウンドを軽く超えて現れ、各楽器が発する微弱な音色と息遣いが絡み合って駆け抜ける音の成分に圧倒される筈です。顕著に現れるギターのコード弾きもリズム隊の響きも更にシャープな音像で出てきますし、演奏終了後に音が暫く残るシーンも音が消えゆくところまで静音域の美しさが際立っています。またそれだけに「Time」も無音から浮上するコチコチ音とシンセサイザーの音が明瞭感を増して耳元に届き、かなり長いイントロが録音本来の音色の魅力と芳醇さを放つ驚きに唖然とされるでしょう。ギルモアとライトによる2声のハーモニーは若干弱々しいですが、これもまた初演ならではの旋律線の細さ・弱さという魅力を完璧に捉えていますし、ドラムの打音が更に良く聴こえる様になった事も大きなトピックです。「Breathe (Reprise)」は歌詞が無く、トーキング・モジュレーターを使ったギターが陶酔感満点の麗しいサウンドで現れては流れ去る様子が未知の生々しさで御体験戴けるでしょう。「The Mortality Sequence」もフレクサトーンを使用している極初期の姿が既発を一蹴する響きを伴って登場しますが、御存知の通りこの曲の中盤で機材システムに問題が発生してハム・ノイズが漂うようになり、その後「Money」の途中でやむなく演奏を中断するシーンが出てきます。この、ノイズの発生から各楽器が演奏を止めてゆく一連の様子も未体験の生々しい音像で今回甦っており、原録音本来のドキュメンタリー・サウンドでその場に居合わせる事が出来るのです。「Atom Heart Mother」は『狂気』が完奏出来なかった為の代演となっている訳ですが、これも鋭く研ぎ澄まされた静音域のレストアによって演奏音の曖昧さが取り払われ、原音のダイナミックさと陶酔感のブレンドに酔い痴れること確実です。

 機材の復調を確かめる様に" One, Two "というロジャーによる長めのマイク・テストからスタートする「Careful With That Axe, Eugene」も浮遊する音ひとつひとつの芯に確かな手応えが備わり、中盤までの押し殺した様な閉塞感とスクリーム後の音楽的な広がりが特級の音像で出る様になりました。後の演奏より余裕を持たせた長めの終曲部も素晴らしい音像で出てきますので注目です。
 「One Of These Days」では低音域の威力が格段に増しているのを実感されると思います。モノローグ前の" ドン!ドン!ドン! "という例のバスドラムの動機音がこの日は序盤(1分51秒~59秒)と中盤 (5分40秒~)で2回入ったり、次第にリズムが薄れる中でシンセサイザーの効果音が挿入されるなど、71年後半の北米ツアーでも披露された特徴的な姿も一層色濃く甦り、終演後も軽いチューニングとギルモアがクラシックな旋律を爪弾く様子が一層麗しい音色で出てきます。 
 「Echoes」はサウンドが精査された事で特に耳を惹く一曲となっており、中でも情熱的なタッチによるオルガンの重厚な音色にそれが顕著です。アホウドリのシーンでも後半で多様な鳴き声を試す音色の変化がこれまで以上に感じられますし、そこから音楽が再浮上して後半に向かう流れもバックのリズムと旋律線が双方鮮明に浮かび上がり、胸ざわめく響きが大きな波動となってゆく陶酔が見通しの良い、まさに" 鳥観的な "音像で甦っているのです。
 「A Saucerful Of Secrets」では1分15秒付近~27秒でベースに2音の素早い動きが見られるなど、序盤から緊張感の高い奇怪な音の交錯と融合が透明感満点の音像で推移し、リズムが動き出すシーン(※ 4分08秒~)も各楽器の衝突音が異常なほどの間近さで迫ります。最終パートから入ってくるスライド・バーによるギターの響きも素晴らしい解像度で息を吹き返しており、終盤では何故かこの日はギルモアのガイド・ボーカルが" 入らずに "終演するという、極めて珍しいシーンを音源史上最高の力強い透明サウンドで体験出来るのです。

 史上初めて人々の前に姿を現した『狂気』の初演。言い換えればそれは、時代の最先端に居た音楽集団が更に先鋭的なパフォーマンスを初披露する姿でもあったと思います。メンバーも含め、誰もが予想だにしなかった演奏の中断・完奏の断念というハプニングはあったにせよ、これは音楽で人の心の核に挑む原点となった公演の紛れも無いリアル・ドキュメンタリーであり、この後にアルバム収録のモチーフ音をライブでどのように試し、音のマジックが発揮されていったのかを推し測るゼロ地点でもあるでしょう。今回それが一から見直され、精査された原音の冷静な視点で肉迫出来る様になったこの最新タイトルは、この大作が発する知のイメージをますます深めてくれるに違いありません。7月にリリースされ即時完売となった箱根アフロディーテ完全版に続く、Sigmaの本年度最重要タイトルです!!』

Brighton January 1972 (Sigma 167)
 
 Live At The Dome,Brighton,East Sussex,UK 20th January 1972

 Disc 1
  [The Dark Side Of The Moon:Track 1-7]
  1. Speak to Me
  2. Breathe
  3. The Travel Sequence
  4. Time
  5. Breathe (Reprise)
  6. The Mortality Sequence
  7. Money (Technical Problems)
  8. Atom Heart Mother
  TOTAL TIME (46:44)

 Disc 2
  1. "One, Two"
  2. Careful With That Axe, Eugene
  3. One Of These Days
  4. Echoes
  5. A Saucerful Of Secrets
  TOTAL TIME (65:24)

 Time 
 
 The Mortality Sequence 
 
 Money 
 
 A Saucerful Of Secrets 
 

[参考]
 Brighton 1972 (Gift CDR)
 PF -  Brighton 1972 (Gift CDR)
 The Dark Side Rehearsals (PYCD 065)
 cinnamon の裏音楽、そしてときどき競馬予想-PF - The Dark Side Rehearsals (PYCD 065-2)
 Howlin' To The Moon (BSD 154/155/156)
 $cinnamon の裏音楽、そしてときどき競馬予想-PF - Howlin' to the Moon
 Here They Come (LPP)
 

1972 Tour Dates
 January
  20 The Dome,Brighton,Sussex,UK
  21 Guildhall,Portsmouth,UK
  22 Winter Gardens,Bournemouth,UK
  23 Guildhall,Southampton,UK
  27 City Hall,Newcastle-Upon-Tyne,UK
  28 City Hall,Leeds,UK

 Feburary
  03 Lanchester Polytechnic College Arts Festival,
        Locarno Ballroom, Coventry,UK
  05 Colston Hall,Bristol,UK
  06 ABC Cinema,Plymouth,UK (Cancelled)
  10 De Montfort Hall,Leicester,UK
  11 Free Trade Hall,Manchester,UK
  12 City (Oval) Hall,Sheffield,UK
  13 The Empire Theatre,Liverpool,UK
  17 Rainbow Theatre,Finsbury Park,London,UK (Press Launch Of DSOTM)
  18 Rainbow Theatre,Finsbury Park,London,UK
  19 Rainbow Theatre,Finsbury Park,London,UK
  20 Rainbow Theatre,Finsbury Park,London,UK

 March
  06 Tokyo Taiikukan,Tokyo,Japan
  07 Tokyo Taiikukan,Tokyo,Japan
  08 Festival Hall,Osaka,Japan
  09 Festival Hall,Osaka,Japan
  10 Dai-Sho-Gun Furitsu Taiikukan,Kyoto,Japan
  11 Kenmin Hall,Yokohama,Japan (Cancelled)
  13 Nakajima Sports Center,Sapporo,Japan
  29 Free Trade Hall,Manchester,UK
  30 Free Trade Hall,Manchester,UK

 April
  14 Fort Homer Hesterly Armory Auditorium,Tampa,FL,USA
  15 Pirates Cove,Pirates World Amusement Park,Dania,
        Hollywood,FL,USA (Rescheduled To The Sportatorium)
  15 The Sportatorium,Hollywood,FL,USA
  16 Township Auditorium,Columbia,SC,USA
  18 Symphony Hall,Atlanta Memorial Arts Center,Atlanta,GA,USA
  20 The Syria Mosque Theater,Pittsburgh,PA,USA
  21 Lyric Theater,Baltimore,MD,USA
  22 Civic Theater,Akron,OH,USA
  23 Music Hall,Cincinnati,OH,USA
  24 Sports Arena,Toledo,OH,USA (Rescheduled To Cleveland)
  24 Allen Theatre,Cleveland,OH,USA
  26 Ford Auditorium,Detroit,MI,USA
  27 Ford Auditorium,Detroit,MI,USA
  28 The Auditorium Theater,Chicago,IL,USA
  29 Spectrum Theater,Philadelphia,PA,USA
  30 Massey Hall,Toronto,Ontario,Canada (Cancelled)

 May
  01 Carnegie Hall,New York City,NY,USA
  02 Carnegie Hall,New York City,NY,USA
  03 Concert Hall,John F Kennedy Center for Performing Arts,
        Washington,Washington DC,USA
  04 Music Hall,Boston,MA,USA
  06 Franklin-Marshall College,Lancaster,PA,USA (Cancelled)
  07 Spectrum Theater,Philadelphia,PA,USA (rescheduled to 29 April)
  18 Deutschlandhalle,West Berlin,West Germany
  21 2nd British Rock Meeting,Friesenheimer Grün,Mannheim,Germany
          (Rescheduled To Germerscheim)
  21 2nd British Rock Meeting,Insel Grun,Germersheim,Germany
  22 Amsterdam Rock Circus,Olympisch Stadium,Amsterdam,The Netherlands

  June
  23 Bièvres Festival,Bièvre,France (Cancelled)
  28 The Dome,Brighton,Sussex,England
  29 The Dome,Brighton,Sussex,England (Sound Of The City 1964-73, film)

 August
  26 Arena Pop Festival,Arena di Verona,Verona,Italy (Cancelled)

 September
  08 Municipal Auditorium,Austin,TX,USA
  09 Music Hall,Houston,TX,USA
  10 McFarlin Auditorium,Southern Methodist University,Dallas,TX,USA
  11 Community Center Arena,Tuscon,AZ,USA (Rescheduled to 15 September)
  11 Memorial Hall,Kansas City,KS,USA
  12 Civic Center Music Hall,Oklahoma City,OK,USA
  13 Henry Levitt Arena,Wichita,KS,USA
  15 Community Center Arena,Tuscon,AZ,USA
  16 Golden Hall,Community Concourse,San Diego,CA,USA
  17 Big Surf,Tempe,AZ,USA
  19 University of Denver Arena,Denver,CO,USA
  22 Hollywood Bowl,Los Angeles,CA,USA
  23 Santa Clara Fairgrounds,San Jose,CA,USA (Rescheduled To San Francisco)
  23 Winterland Auditorium,San Francisco,CA,USA
  24 Winterland Auditorium,San Francisco,CA,USA
  27 Gardens Arena,Vancouver,BC,Canada
  28 Memorial Coliseum,Portland,OR,USA
  29 Seattle Arena,Seattle,WA,USA (Rescheduled To University Of Washington)
  29 Hec Edmundson Pavilion,University of Washington,Seattle,WA,USA
  30 Vancouver Gardens Arena,Vancouver,BC,Canada (Two Shows)

 October
  21 Empire Pool,Wembley,London,England

 November
  10 KB Hallen,Copenhagen,Denmark
  11 KB Hallen,Copenhagen,Denmark
  12 Ernst Merck Halle,Hamburg,Germany
  14 Philipshalle,Dusseldorf,Germany
  15 Sporthalle,Boblingen,Germany
  16 Festhalle,Frankfurt,Germany
  17 Festhalle,Frankfurt,Germany
  22 Roland Petit Ballet,Salle Valliers,Marseilles,France
  23 Roland Petit Ballet,Salle Valliers,Marseilles,France
  24 Roland Petit Ballet,Salle Valliers,Marseilles,France
  25 Roland Petit Ballet,Salle Valliers,Marseilles,France
  26 Roland Petit Ballet,Salle Valliers,Marseilles,France
  28 Palais des Sports,Toulouse,France
  29 Les Arènas,Parc des Expositions,Poitiers,France

 December
  01 Centre Sportif,Ile des Vannes,Paris,France (RTL Radio, Live Broadcast)
  02 Centre Sportif,Ile des Vannes,Paris,France
  03 Parc des Expositions,Caen,France
  05 Sport Palais Vorst Nationaal,Brussels,Belgium
  07 Palais des Sports,Lille,France
  08 Parc des Expositions,Nancy,France
  09 Hallenstadion,Zurich,Switzerland
  10 Palais des Sports,Lyon,France

 

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 PF -  Brighton 1972 (Gift CDR)
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