3月1日(日)は,横浜は関内の馬車道にある King's bar Vignette で行われた,沼尾木綿香さんのリーダー・バンド たのしい東京 の 『~春のハミング会~』 と銘打ったライブに参戦.

 

 JRの関内駅から歩いて会場に向ったのですが,当日は生憎の雨で,しかも強く降っている時間帯でもあった事から,足元は相応に濡れてしまいました.(>_<)

 本店の King's Bar は,ライブで何度か参戦したことはあるものの,1月末に隣にオープンした King's bar Vignette は,今回が初めての参戦.

 この たのしい東京 のメンバーには GG JAZZ QUARTET の遠藤定さん,田中涼さんも入っており,色々なところで繋がっていますねぇ.

 会場に入ると,既に 1名カウンターにお客様がいて,私もカウンターで,ジントニックを注文し開演を待ちます.
 初めてのお店ですが,ライブ・ハウスとは思えないおしゃれな空間で,しかもドリンクも,つまみも安い!

 丁度,ライブの時間が15時をまたぐ関係なのか,沼尾さん作?のお菓子付きという,気配りも嬉しいですね.

 

 First Set は,フリー・ジャズ的なイントロから,オリジナルの "おなべのマーチ" からスタートです.

 その後,ヴォーカルの大塚望さんが加わり コール・ポーター の "Anything Goes",デューク・エリントンの "Caravan" と続きます.

 そしてブラジルのジョアン・ドナートの曲に大貫妙子さんが詞をつけた "JAPA"

 あまりにすんなり進み過ぎて,時間も早かったのかセット・リストに無い曲との事で,映画:ステート・フェア の中でも歌われている "It Might As Well Be Spring" が,アレンジを変えアップ・テンポて演奏されました.

 First Set 最後は,チャールズ・ミンガス の "Better Git It In Your Soul"でした.

 

 沼尾木綿香さん
 
  大塚望さん 
 
 遠藤定さん
 
 田中涼さん
 

 

 Second Set は,セロニアス・モンク の "Green Chimneys" から始まり,このライブのテーマともなっている "春のハミング" ,チャールズ・ミンガス の曲に ジョニ・ミッチェル が歌詞を付けた "Goodbye Pork Pie Hat" (この曲はジェフベックも演奏していますね.)

 沼尾さん曰くこのバンドは,毎回,チャールズ・ミンガス,デューク・エりんトン,セロニアス・モンクの曲を何かしら演奏するという裏コンセプトがあったようです.この 3名は,沼尾さんの中で御三家だそうです.

 続いて HIS の "日本の人",Second Set 最後は コール・ポーター の " Everytime We Say Goodbye" に柳原陽一郎さんが日本語の歌詞を付けた "いつもさよならを".

 

 アンコールは 細野春臣さんの "ポンポン蒸気" で,当日の演奏を締めくくりました.

 ライブのタイトルにもあるように,春を感じさせる選曲も良く,楽しめました.

 [セット・リスト]
  [First Set]
   1. おなべのマーチ
   2. Anything Goes (Cole Porter)
   3. Caravan (Duke Ellington)
   4. JAPA (Joao Donato / 大貫妙子)
   5. It Might As Well Be Spring (Richard Rodgers / Oscar Hammerstein II)
   6. Better Git It In Your Soul (Charles Mingus)

  [Second Set]
   1. Green Chimneys (Thelonious Monk)
   2. 春のハミング
   3. Goodbye Pork Pie Hat (Charles Mingus)
   4. 日本の人 (HIS)
   5. いつもさよならを (Cole Porter / 柳原陽一郎)

  [Encore]
   1. ポンポン蒸気 (細野晴臣)


 [メンバー]
  沼尾 木綿香:Saxophone,Flute
  大塚 望:Vocal
  永吉 俊雄:Piano
  遠藤 定:Bass
  田中 涼:Percussion