兵庫県立美術館へ | ワイリーガレージQ

ワイリーガレージQ

私の趣味であるチョロQのコレクションとカスタムをメインに
その他おもちゃなどを紹介するのブログです。

先週の日曜日はこちらへ行って来ました。


ワイリーガレージQ-1
「兵庫県立美術館」

地元神戸にある美術館です。
今回のお目当ては


ワイリーガレージQ-2
「超・大河原邦男展」
メカニックデザイナー大河原邦男氏の個展です。


子供頃から大河原さんデザインのメカが登場する
アニメを数多く見て育ってきたので
地元でこんな個展が開催中ならば行かねばと思っておりました。


しかし4月は土曜出勤もあり忙しく
気がつけば5/19で閉幕となるので
急いで観に行ってきた次第です。


ワイリーガレージQ-3
一階ロビーにはガンダムのイラストと共に
実物大の手のオブジェが飾られていました。


会場の3階へ上がる階段の壁面には
ワイリーガレージQ-4
シャアザクの壁画が描かれていました。
設定がそのままですが大きいので迫力があります。


そして階段を上がると
ワイリーガレージQ-5
自画像をマーク化したイラストがお出迎え(笑)


これより先、会場は撮影禁止だったので
これ以上写真はありませんのであしからずm(_ _ )m



展示は設定画の線画がメインで
初期稿のデザインも見れるのがポイント。
あと雑誌やポスター、LP・CD・LD・DVD用のジャケット用の
描き下ろしカラーイラストも展示されているのも嬉しいところです。
テーマ毎に合計7章に区切られていました。



1章 「メカニカルデザイナー」誕生


入ってすぐはガッチャマンの展示でした。
メインメカは中村光毅さんのデザインでしたが
コックピットなどメカ内部や小道具などが
大河原さんの手によるものでした。



2章 ロボットアニメの黄金時代


まずはガッチャマンから続く初期タツノコプロ系の展示で
ポリマー・テッカマン・ゴーダムなどの
設定画が展示されていました。


若い人は知らない人が多いのでスルーしてる人が多かったですね…。
個人的にはテッカマンのペガスのイラストが見れたのが嬉しかったです。


お次はサンライズのスーパーロボット系
ダイターン3・ザンボット3・トライダーG7・ダイオージャのコーナーでした。
この辺からはスーパーロボット大戦で知った世代も多いのか
混み合っていてなかなか前へ進めませんでした。



3章 兵器としてのロボット


そしてお次がガンダムのコーナー。
ここの混み方が半端無かったです。


ガンダムは初期稿のガンボーイからの変貌していく過程の
初期稿が何点も展示されてました。
今のデザインに近いが口がついてるのもあって面白かったです。
ガンキャノン・ガンタンク・ザク・グフなども初期稿が展示されていました。


そして最後にはカラーイラストの数々に圧倒されました。
「哀・戦士編」の水陸両用機が並んだイラスト。
リアルタイプガンダム対トリプルドム
「めぐりあい宇宙編」のラストシューティングなどの
有名なイラストの現物をみれてほんと嬉しかったですね。


あとネタとして有名な宇宙を飛ぶ緑のグフ(リック・グフ?)&ドダイYSの
イラストまで展示されてるとは思わなかったのでサプライズでした。


ワイリーガレージQ-d
ガンダムコーナーが終わると次はダグラムコーナー
ダグラムも大好きだったのでじっくり観ました。
ダグラムも初期稿からの移り変わりが何枚か展示されていて面白かったですね。


ダグラムがくれば次はボトムズコーナーです。
メインメカのスコープドッグが
私の中でアニメのロボットデザインの中では
3本の指に入る好きなデザインなので
設定画がみれてほんと嬉しかったです。


ワイリーガレージQ-b
スコープドッグは主人公キリコの搭乗メカながらも
量産型であり敵もこれに乗ってわんさか登場するのが印象的でした。
しかもキリコは壊れるとあっさりと機体を捨てて
乗り換える使い捨てる姿も斬新でした。
デザインもミニタリー感が溢れていて
4mという大きさを含めリアリティが凄くあるんですよね。


あと倉田光吾郎さんという鉄の造形作家さんが
「1/1スコープドッグ ブルーティッシュカスタム」
http://ironwork.jp/monkey_farm/botoms/botom-top.html
という鉄で実物大のスコープドッグを作っておられるのですが
なんと今回この実物大のスコープドッグが展示されておりました
これの実物を見たいというのも今回来た理由の一つでした。


やっぱり実物大は迫力があって良かったです。
お台場の実物大ガンダムとはまた違った感動があります。
4mというサイズが実際に乗り込んで(乗れるようには作られてますが)
動き出しそうなリアル感がありました。
改めてスコープドッグのデザインの素晴らしさを確認できましたね。
ほんとプラモデルでもそうですが立体映えします。


あとボトムズと同時期にあった未実現作品の設定も展示されていまして
下半身のデザインが初期ATのデザインに近いのですが
顔が日本の兜の様なデザインでロボ馬に乗っているという
まさに騎兵の様なデザインが面白かったです。



4章 カワイイ、メカ


タイムボカン系のコミカルメカの展示です。
大河原さんの持ち味はリアル系より
むしろこっちだなと個人的には思います。


タイムボカンシリーズの悪役メカの展示はセル画が主だったのが残念。
やっぱり本人による設定画が見たかったところです。


ここのコーナーのおもちゃの展示の中に
チョロQダグラムが混じってました。
チョロQファンとしては嬉しいところです。
でもダグラムコーナーのおもちゃのところの方が良かったのでは?


他はガラット・アイアンリーガー・グランゾートなどがあり
何故かGガンダムのここで展示されてました。
確かにタイムボカンの悪役メカっぽいのは多いけどね(笑)
ネーデルガンダム&マーメイドガンダムの色モノメカの
設定画がみれたのは嬉しかったです。


あと個人的には大河原さんのカワイイメカといえば
プラモ展開されていたオモロイドシリーズですね。
これのボックスアートがあれば嬉しかったのですが
オモロイドは展示がなくて残念でした…。



5章 リアリズムの拡張


まずはウラシマンの展示があり
マグナビートルの設定画を見てると
STDサイズで作ってみたいなと思わされましたね。


そしてバイファム・レイズナー・ドラグナーと
私の小学生時代にどストライクだったロボ達の展示が…
これまた見ごたえがありましたね。
そして最後にはガンガムF91の展示がありました。


この章の最後には同時期の他のデザイナーのロボって事で
河森正治さんのVF-1Jバルキリー
宮武一貴さんのダンバイン
永野護さんのエルガイムMk-Ⅰ
の設定画まで展示されていたのが嬉しかったです。


私はバルキリー馬鹿なので
Vf-1Jの設定画をじっくりとみてきましたよ!
この実物を見る機会はそうそう無いでしょうからね。
これを見たかったのもの来たかった理由の一つです。



6章 ロボット・ヒーローの復活


ここでは勇者シリーズのコーナーでした。
エクスカイザー・マイトガイン・ガオガイガーの
3作品が展示されてみました。


特にマイトガインはハマった作品だったので
フューチャーされていて嬉しかったです。



7章 大河原邦男のいま


ここではまずガンダムSEEDの展示で
フリーダムとジャスティスがメインでした。
噂の福田監督のイメージ発注書メモと共に展示されていたので
いかに大河原さんが発注に応じてプロとして
仕事をこなしたかというのが良く判りましたね。


あとは最近の仕事という事でゲームのGブレイカーや
くるり号・デバンダー・MSVスタンダード・稲城なしのすけ
などが展示されていました。


以上で展示は終わりです。



出口前には限定グッズ売り場があったんですが

さすがに閉幕1週間前だったので売り切れが続出でした。

クリアファイルが欲しかったんですが残念ながら…。


あと限定ガンプラ・MGガンダムVer.2.0はまだ少しありましたが

値段も高いのでスルーしちゃいまいした。



大河原さんの直筆設定資料が400点以上もあって

見応え十分でしたね。

わざわざ出向いた甲斐があり楽しかったですo(^▽^)o