藤田晋氏のブログ「祝辞」に刺激を受けました。 | 名古屋のITベンチャーのWeb戦略事業部スタッフブログ

藤田晋氏のブログ「祝辞」に刺激を受けました。

チョコ好きマネージャーのxb-kobaです。
今日はちょっと長々と書かせてもらいます。

祝辞というタイトルで投稿された、2009/4/1のサイバーエージェント社長
藤田晋氏のブログ「渋谷ではたらく社長のアメブロ」の内容は非常に良い内容でした。
http://ameblo.jp/shibuya/entry-10234355389.html

ネットに詳しく、かつ、それを仕事に活かせる人材が、
現代では無敵であると、藤田晋氏は語ります。

サイバーエージェントで必要とされ、

世の中でも必要とされている市場価値の高い人材
とはどういう人材か話しました。

「ネットに詳しく」(且つ)「仕事に活かせる」

そんな人材は今、無敵である。

ネットに詳しいとは、どういうことでしょうか?

僕が考えている「詳しい」定義と非常に近い内容でした。
海外のネットサービスの最新事情にアンテナを張りつつ、
ネットサービスを使いこなせるほど詳しく、モバイルにも興味がある。
そして、ネットプロモーションの最新事例を知っている。

これは僕も意識しているところでもあり、
WS事業部のスタッフにも目指してもらいたい内容でもあります。

「ネットに詳しい」

・海外のネットサービスの最新事情にアンテナを張っている。
・PCのネットサービスに詳しいく、モバイルにも詳しい。
・ネットサービスを自分で使いこなしてる。
・ネットを使ったプロモーションの最新事例を知っている。

でもそれだけじゃ足りない。
最近はずっとWS事業部定例会でそんなことを言っています。

創造性が必要なのです。

藤田晋氏のことばを借りれば、以下のようになります。

「仕事に活かせる」

・海外で流行ったものが日本でも応用できるか、自分で判断できる。
・現存するネットサービスを知った上で、見たことのない全く新しいサービスを考えだせる。
・競合サービスを知り抜いた上で、それを上回るものを企画できる。
・最新事例を知っいて、それを上回る斬新なソリューションが企画できる。

新しいものを創り出す力のない企業は、
不況の波にのまれて淘汰されていくことでしょう。
これだけ成功していても、常に危機感を持っているあたりは、
さすがサイバーエージェントをここまで大きくした藤田晋氏だな、と思わされます。

もう海外のマネをすればよい時代はとっくに終わりました。
これからは新しいサービスを自分たちの頭で考え、
産み出さなくてはなりません。

また国内のネットサービスは、ネット上に現存するサービスに
相対的に上回るものを出さない限り存在意味がないです。
最新のプロモーション事例もあっという間に陳腐化し、
常に斬新な企画が求められます。

結局のところ、ネットに詳しい人はある程度いるんだけど、
それが仕事に活かせる人が少ない、というのが現実なんでしょう。

ギークとスーツという言葉を、梅田望夫氏が使っていましたが、
技術とビジネスを同時に語れるエンジニアが日本には少なく、
ギークとスーツの間に境界ができてしまっているのが日本の現状だと思います。

シリコンバレーなどでは、技術のディープな話をしているエンジニアが、
ビジネス(いかにその技術をお金に変えるか)の話を普通にしているそうです。

「ネットに詳しい人」は世の中に数が少なく、希少価値が
高いですが、詳しいだけで仕事に活かせる人が少ない。

逆に「仕事に活かせる」つまり「仕事ができる人」は
世の中にたくさんいますが、ネットに詳しくない人がほとんどです。

新入社員に向けた言葉としては、かなりレベルの高い内容だと思います。
サイバーエージェントの新入社員全員が、
この言葉を理解し、実践できていくならば、
サイバーエージェントの成長は、さらに加速することでしょう。

いま必要なのは、
「ネットの知識」と「仕事に活かせる能力」を

兼ね備えた人材です。

大企業がネット戦略に手こずっているのを見ても、
ネット広告の顧客の担当者が求める営業マン像も、
アメーバ等の自社のメディアを創っていても、
痛切に感じます。

そういう人材が今、どこもかしこも必要なのに少ない。

エクスブリッジも負けてられません。
WS事業部は特に負けてられません。

対抗意識を持つ必要はありませんが、
常にWebの最先端の技術にアンテナを張りつつ、
いかにビジネスに結び付けられるか、ということを
考え続けなければいけません。

そしてまた、多くのスタッフがそういう意識を持つことが、
事業部の業績アップ、最終的にはエクスブリッジの飛躍につながるのだと思います。

藤田さん、良い言葉、良い刺激をありがとう!
感謝です。

新入社員の皆さま、

自分でネットを使いこなして、アンテナを張って、
自分で調べて、周囲の人のネットを使う生態系も
自分で注意深く観察して、
ぜひ「ネットに詳しい」という武器を身につけた
「仕事ができる人」を目指してください。