本日101名の新入社員を迎えまして、入社式で
祝辞を述べてきました。

渋谷ではたらく社長のアメブロ-sinjin

毎年、新入社員に贈る言葉を考えると、

同じような話が頭に浮かびます。

「最初のうちに頑張ったほうがいい。
長期的に自分のキャリアメイクに有利だよ」

「謙虚に素直に働くように」

「失敗を恐れず挑戦して経験を得よ」

みたいな話になるのですが、ありきたり覚えにくく、

忘れられてしまします。


そこで今回は、2009年4月現在、まさに今、

サイバーエージェントで必要とされ、

世の中でも必要とされている市場価値の高い人材
とはどういう人材か話しました。

「ネットに詳しく」(且つ)「仕事に活かせる」

そんな人材は今、無敵である。


「ネットに詳しい」
・海外のネットサービスの最新事情にアンテナを張っている。
・PCのネットサービスに詳しいく、モバイルにも詳しい。

・ネットサービスを自分で使いこなしてる。
・ネットを使ったプロモーションの最新事例を知っている。

「仕事に活かせる」

・海外で流行ったものが日本でも応用できるか、自分で判断できる。
・現存するネットサービスを知った上で、見たことのない
全く新しいサービスを考えだせる。
・競合サービスを知り抜いた上で、それを上回るものを企画できる。
・最新事例を知っいて、それを上回る斬新なソリューションが
企画できる。


もう海外のマネをすればよい時代はとっくに終わりました。
これからは新しいサービスを自分たちの頭で考え、

産み出さなくてはなりません。
また国内のネットサービスは、ネット上に現存するサービスに

相対的に上回るものを出さない限り存在意味がないです。
最新のプロモーション事例もあっという間に陳腐化し、
常に斬新な企画が求められます。

「ネットに詳しい人」は世の中に数が少なく、希少価値が
高いですが、詳しいだけで仕事に活かせる人が少ない。

逆に「仕事に活かせる」つまり「仕事ができる人」は
世の中にたくさんいますが、ネットに詳しくない人がほとんどです。


いま必要なのは、
「ネットの知識」と「仕事に活かせる能力」を

兼ね備えた人材です。

大企業がネット戦略に手こずっているのを見ても、

ネット広告の顧客の担当者が求める営業マン像も、
アメーバ等の自社のメディアを創っていても、
痛切に感じます。

そういう人材が今、どこもかしこも必要なのに少ない。


新入社員の皆さま、

自分でネットを使いこなして、アンテナを張って、
自分で調べて、周囲の人のネットを使う生態系も

自分で注意深く観察して、
ぜひ「ネットに詳しい」という武器を身につけた
「仕事ができる人」を目指してください。


以上、祝辞というより切実なお願いでした。