言葉足らずは、読み手に不親切です。
 
<例文>
定期的に患部に適量を塗布したうえで、表面を保護してください。
 
定期的って、どのくらいの間隔でしょうか?
 
適量って、どのくらいの量でしょうか?
 
表面の保護って、どうすればいいのでしょうか?
 
伝える側は伝えた“つもり”でも、読み手に「どういうこと?」と思われたら、それは伝わっていないのと同じです。
  
伝わらない文章の責任は誰にあるのでしょうか?

私は書き手にあると考えています。
 
<例文の修正>
1日に3~4回、患部が白くなる程度に塗布したうえで、ガーゼもしくは包帯で表面を保護してください。
 
具体的な言葉で書いたこの文章であれば、読み手が首をひねることもないでしょう。
 
必要な言葉を省略していないか。

言葉が抽象的すぎていないか。

読む人の気持ちになって、書き終えた文章をよくチェックしましょう。



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