言葉は、見せ方次第で、人に与える印象が大きく変わります。

<例1>
1:山口君は、100問中75問が正解だった。

2:山口君は、100問中25問が不正解だった。

1と2では山口君の印象が、違って見えるのではないでしょうか。

山口君をよく見せようと思えば、1のような書き方をすればいいでしょう。

逆に、山口君を悪く見せようと思えば、2のような書き方をすればいいでしょう。

では、次の3と4のお肉では、どちらが食べたくなるでしょうか?

<例2>
3:この肉は7割が赤身です。

4:この肉は3割が脂肪です。

おそらく3を選ぶ人がほとんどでしょう。

実際には同じお肉ですが。

<例3>
5:今日のレースは前半が好調だった。

6:今日のレースは後半が不調だった。

5と6も受ける印象がかなり違います。よく見せたいのであれば、6よりも5のような書き方をしたほうがいいでしょう。

このように、同じ事柄でも、見せ方を工夫することによって、受ける印象は大きく変わります。

あなたは、その事柄について書くとき、読む人にどのような印象を与えたいですか?