伝わる文章の書き方／読む人の気持ちを把握しよう

興味をもたれる文章を書くには、どうしたらいいでしょうか？

その答えのひとつが、「読む人の気持ちを把握する」です。

読む人が、何を求めているのか。

どんな欲求を抱えているのか。

どんな価値観を持っているのか。

何が好きで、何が嫌いなのか。

——等々を把握しておくことが大切なのです。

１：あと５キロやせれば、カッコよくなって今よりモテますよ。

２：あと５キロやせれば、生活習慣病のリスクが激減しますよ。

あなたは、１と２のどちらの文章に強く反応するでしょうか？

１と答える人も２と答える人もいるでしょう。

どちらがいい悪いではありません。

自分の外見に関心を持っている人やモテたい願望のある人であれば、１の文章に強く反応するでしょう。

一方、自分の健康に不安を抱えている人や、健康オタクの人であれば、２の言葉に強く反応するでしょう。

このことからも、「読む人の気持ちを把握する」重要性が理解できるはずです。

のどがカラカラに乾いている人に高級焼肉を差し出しても喜ばれません。

しかし、水を差し出せば、大喜びされるでしょう。

文章も、それと同じです。