ニュースキャスターが
ニュース原稿を読むときは、
冒頭で「リード文」を
読むことがほとんどです。

リード文とは、原稿の内容を
要約した文章のことです。

たとえば、
交通事故を伝えるニュース。

「未明の関越自動車道で、
 乗用車10台数台が絡む追突事故です」

とリード文を読み、
ひと呼吸置いてから、

「きょう未明、関越自動車道の
 川越インターチェンジ下り5キロ地点で、
 乗用車やトラック、10数台が
 次々と追突する事故が発生、
 1人が死亡、12人が重軽傷を負いました」

と続き(本文)を読みます。

本文だけでも十分に
事故の内容は理解できます。

それにもかかわらず、
なぜ、ニュースキャスターは、
リード文を読むのでしょうか?

以下のような理由が考えられます。

■ニュースの要点を真っ先に伝えられる

■先に要点を把握してもらうことで、
 その後の詳細が頭に入りやすくなる


雑誌の特集などでも、
ページの冒頭で、
特集内容の概要を伝える
リード文をつけている
ケースがほとんどです。

私たちがふだん書いている
文章や会話(スピーチ、プレゼン等)に
リード的なものを活用することは
できないでしょうか?

すでに活用できている方は、
おそらく「伝え上手」でしょう。