娘(中1)が宿題の
「読書紹介文」を書き上げました。
彼女が選んだのは東野圭吾の
傑作小説『容疑者Xの献身』。
あらすじはもちろん、
この作品の醍醐味を
わかりやすく紹介しています。
わが子ながら感心したのが、
紹介文の後半で
「もし私がその天才数学者の立場だったら~」
という書き出して、
小説の世界に、みずから飛び込んで行った点です。
いち読者(傍観者?)の立場で、
ストーリーを楽しむだけでなく、
積極的に小説の世界に身を置いて、
思考を回転させてみる。
そこまでしてみて、
初めて気づくこともあったはずです。
自身の仮体験談を盛り込むことで、
それまで平面的だった紹介文に
広がりと奥行きが生まれました。
12歳の少女に、
「小説の楽しみ方」と「紹介文の書き方」を
教えてもらった気がします。