本文を読んでもらいたいのであれば、タイトルや見出しに力を入れる必要があります。

企画書や報告書、論文、プレゼン資料、ブログ、メルマガ、書籍……等々、文章の種類は問いません。

たとえば、上司に向けた報告書のタイトル。

<例1>
今月の営業報告

↑これでは、上司の興味はわきません。

<例1の修正>
前月比200%アップ。結果が出る営業動画戦略の効用

↑こちらのほうが、読みたくなります。

次に、社内会議に使う資料のタイトル。

<例2>
新製品について

<例2の修正>
素足感覚の超軽量シューズが、市民ランナーに受け入れられる意外な理由とは?

↑資料を読みたくなるのは、後者でしょう。

ポータルサイトYahoo!のトピックスには、10~14文字程度の見出しが並んでいます。

そのどれもが、思わずクリックしたくなるよう工夫が凝らされています

下記は、ある日のYahoo!トピックスの見出しです。

カッコ内の見出し(青字)は、工夫をしなかった例です(私が勝手に考えました)。

どちらが読みたくなるでしょうか?

維新とみんな 共通公約で戦う
(維新とみんな 合意事項)

北「北南関係は戦時状況に」
(朝鮮半島 南北関係の現状)

氷割れて220人漂流 ラトビア
(ラトビア沿岸で氷が分離)

就職できぬ若者は行動量不足?
(就職戦線 近年の傾向)

子宮頸がん予防 定期接種に
(子宮頸がんの予防最新情報)

名医が末期がんに 治療望まず
(末期がんになった医師の判断)

読みたくなるのは、Yahoo!トピックスで実際に使われた見出しのほうでしょう。

工夫が見られないカッコ内の見出しには、あまり興味を持てません。

つまり、「クリックされない=記事の本文を読まれない」ということになります。

このように、タイトルや見出しの付け方ひとつで、本文を「読まれる」or「読まれない」が、決まってしまうのです。

本文を読んでもらうには、タイトルや小見出しで興味・関心を引きつけて「続きを読みたい!」と思わせなければなりません。

Yahoo!トピックスはもちろん、電車内の雑誌の中吊り広告、新聞のテレビ番組表などは、タイトルや小見出しの付け方に工夫を凝らしています。

意識してチェックすることをオススメします。

自分が「続きを読みたい!」と感じたものは、どうして、そう感じたのかを分析して、自分がタイトルや見出しを書く際のヒントにしましょう。