文章を書くときには、読み手に「えっ、どういうこと?」と思わせないようにしましょう。

<例文>
今日は大雨が降っているので、スーパーまで歩いて行きます。

文章としては破綻していません。

ですが、読む人のなかには、「大雨が降っているのに、どうしてクルマじゃなくて歩きなんだろう?」「大雨のなかを歩いたら、逆に、濡れてしまうのでは?」と思う人もいるかもしれません。

<例文の修正>
今日は大雨が降っています。いつもは自転車を使っていますが、今日はスーパーまで歩いて行きます。

いかがでしょう?

「いつもは自転車を使っていますが」という一文を加えたことで、読み手は、「そうか、いつもはクルマではなく、自転車を使っているのか。だったら、歩きのほうが危なくないし、濡れなくていいよね」とスムーズに理解できます。

書き手にとって、「いつも自転車を使っている」ことは、あたり前のことかもしれません。ですが、言葉にしないことには、読み手には伝わりません。

言葉足らずは、「誤解」を招きかねません。読み手の「ストレス」にもなります。

文章を書くときには、読み手に「えっ、どういうこと?」と思わせないよう注意を払いましょう。