リズムが悪く読みにくい文章には、えてしてムダな言葉が多いものです。読みやすい文章にするためには、ムダな言葉を削るしかありません。

書き上げた文章を半分に削る。これが、一番いいトレーニングです。

1000文字書いたら500文字に、500文字書いたら250文字に、250文字書いたら120文字に、おもい切って削るのです。

なぜ削ると読みやすくなるのでしょう?

それは、人は削るときに、必要のない言葉から順番に削っていこうとするからです。

●昨日、地元のソフトバンクで最新のiPhone5を買いました。

上記の文章を約半分に縮めると、

●昨日、iPhone5を買いました。

●iPhone5を買いました。

となるでしょう。

まさか「iPhone5」という言葉を削って、次のような文章にする人は、いないでしょう。

●昨日、ソフトバンクで買いました。

こんな書き方をすれば、読み手に「何を買ったの?」と思われてしまうだけです。

削るときは、とくに形容詞や語尾のムダから削っていくといいでしょう。

とても美味しい夕食だったと思います。

美味しい夕食でした。

という具合です。ぜひお試しください。