主語と述語を連動させる。文章の基本中の基本です。

ですが、この基本ができていない文章をしばしば見かけます。

<例文>
▲▲▲高等学校は、学業だけでなく、自主性やコミュニケーション能力を伸ばす学校としても、その校風を気に入っている。

文章の内容から判断する限り、「▲▲▲高等学校は」という主語に対して、「気に入っている」という述語を対応させるのは不自然です。

もし主語が、「▲▲▲高等学校は」なら、次のような修正が必要でしょう。

<例文の修正その1>
▲▲▲高等学校は、学業だけでなく、自主性やコミュニケーション能力を伸ばす学校としても有名だ。

主語(▲▲▲高等学校は)+述語(有名だ)が正しく連動しているので、すんなりと理解できます。

また、もし述語が「気に入っている」なら、おそらく主語は「私」でしょう。つまり、次のような文章にする必要があります。

<例文の修正その2>
▲▲▲高等学校は、学業だけでなく、自主性やコミュニケーション能力を伸ばす学校としても有名だ。私はその校風を気に入っている。

「私は」という主語を加えて、述語(気に入っている)と正しく連動させました。

主語と述語を連動させる。これができていないと情報伝達が正しくできなくなります。十分に注意しましょう。