東京都サッカー協会に | ライター海江田の 『 シラフでは書けません。 』

東京都サッカー協会に

午後、東京都サッカー協会を訪ねた。

ヴェルディに関する取材と、今後クラブを存続させるためのお知恵を拝借に。

そこで、いくつか自分の認識が間違っていたことを知った。


「私たちが協力できるとしたら、主に施設の面でしょう。たとえば、駒沢競技場に照明スタンドを付けてもらえるよう、クラブやサポーターと一緒に行政に働きかけたりね」


駒沢は近くに病院がある都合、照明の設置が不可ではなかったか。


「それは昔の話でしょ。国立の小児病院が2階建ての頃。たしかに当時はそういう事情があったようですが、建て直された現在は防音窓や遮光カーテンが整備され、問題ないはずです。むしろ必要なのは、近隣住民の方の理解でしょうね。(各団体に平等とされる)利用頻度の件も話の持っていき方次第です。ほぼ同時期に建設された大宮公園球技場や三ツ沢球技場はすでに改修されているのに、駒沢だけが取り残されている。タイミングとしては妥当だと思います」


さらに、案がもうひとつ。


「西が丘のスタンド増設も考えられます。裏手に駐車場がある方のスタンドは拡張可能です。後ろに張り出す余裕がありますから、キャパ1万5000人くらいまで可能でしょう。もっとも、あちらは国の施設ですが」


そうなんだ。西が丘は拡張が難しいというのが僕の認識だった。

その方はこうも語っている。


「施設のことは、ヴェルディのためだけに、という話ではないんです。我々としても、都民の競技者のために改善していかなければいけません。双方にとって良いことなら、なおさら協力できるのでは。もちろん、存続のための署名活動などに協力する用意はありますよ。いま現在、そういった声が届いていませんし、クラブからの具体的な提案も受けていないので、私たちとしては何もしようがありません」


ちょうど昨日、僕はひょんなことからサポーターの署名活動のミーティングに参加したばかりだった(いち立川市民として)。

そのうち緑の友が行きまっせ、と伝えておいた。