臨時理事会 | ライター海江田の 『 シラフでは書けません。 』

臨時理事会

お昼前、やっとこさ原稿を仕上げ、さて軽く寝ましょうかとしていたところで、編集H氏からメール。

本日夕方、臨時理事会が開かれ、ヴェルディの経営問題が話し合われるとのこと。

ご親切に知らせてくれ、助かった。


理事会は16時に始まり、終了したのが22時。

およそ6時間のロングランだ。

その間、新聞2紙、雑誌2冊、文庫本1冊を読めた。


記者会見で、鬼武チェアマンは言った。

ヴェルディの場合、一定以上の支出は報告義務があったが、それを怠ったこと。

当初の事業計画(支出9億5000万)より、約15%オーバーになるのが判明したこと。

予算管理団体として、財務面をチェックする人材を複数派遣すること。

新聞報道にあった、スポンサー料収入5億4000万円の確保が危ぶまれていることについては、全面的に否定した。

以上が主な会見内容だ。

その後、崔会長と渡貫社長の会見も行われたが、特記すべきことはない。

いつもに比べ、歯切れの悪い受け答えに終始した。


報告された内容はどれも軽くは扱えないが、今日明日にクラブがどうかなってしまうというものではなかった。

だが、なーんだとほっとするほど、こちらもアホウではない。

僕はとてつもない違和感を覚えた。

わざわざ理事を招集して、6時間に及ぶ話し合いである。

出てきた内容と、事の大きさがどうにも釣り合わない。


警鐘として、受け取っておいた方がいい。

いま以上にアンテナの感度を上げ、さらに多くの人の協力をヴェルディは必要としている。