小学校に入学の児童達に、ランドセルのプレゼント。
13日、熊谷市（埼玉県）の児童養護施設・「雀幸園」にて、毎年恒例、ボランティアのプロレス興行が開催された。
恥ずかしながら、この年恒例大会の存在を知ったのは、今回が初めて。実は17年前より、毎年行われていたそうだが、プロレスラー、死神選手が中心となり開催され続けていたそうだ。
大々的に宣伝されることもなく、これだけ長期間に渡って、コツコツと行われてきた死神選手の情念に、全く頭が下がる思いである。
様々な事情で、養護施設に入る事となった子供たちに「少しでも喜んでもらえれば」・・・おそらく、そんな気持ちが、死神の行動の後押しになっているのであろう。
雀幸園がある埼玉県熊谷市を、馴染みのない方の為に説明すると、東京から来ると、あと少しで群馬で、埼玉のはずれの都市である。
という訳で、熊谷駅に到着した時には、遥々来たぜ熊谷という感じであった。
事前にHPのアクセスマップにて、雀幸園の場所を確認、奈良小学校前のバス停から、徒歩少々との認識であったが、歩いても歩いても、なかなか、それらしき建物が見えてこない。
降りしきる雨の中、延々と歩き続ける。もしかすると、通り過ぎたのではと思い、雀幸園に電話で確認すると
「オレンジの屋根」との返事。
進行方向、50メートル先に立派な建物発見、無事に到着した。
中に入ると、死神選手が控室に案内してくれた。
不覚ながら、対戦カードも出場選手も知らずにここまで来た私。
ボランティアだし、東京からこんなに離れた場所だから、おそらく、レスラーは死神選手、他３～5名位、試合も１～3試合程度であろうと予測していた。
控室に入り、ビックリ。お馴染みのレスラーの面々が談話している。
更に、ガンダーラ鈴木レフェリーまで・・・
ガンダーラは、NWA公認レフェリーとなってから、引っ張りだこ。各方面からもお呼びがかかり、「本業の方の売上げが下がってきた」と嬉しい悲鳴？
マッチメイクも、プロレスの試合だけで7試合と、豪華ラインナップ。
そんなこんなで、出場レスラーに挨拶したり、談話しながら、開始時間を待つ。
スタートは、雀幸園の子供たちによる、よさこい踊り。熊谷市長、雀幸園園長の挨拶に続いて、レスラーと子供たちが、リングに上がりピース体験のコーナー。前転、後転、開脚前転、側転、ロープワーク等々、身体を動かす。
いよいよ試合へと移るが、ここで蟹キングより、タコ入道は、俺が食べちゃったので本日は出場しない事が子供たちに報告される。
リング上に登場した悪役、フォーフーラーのカイル（唯我）が、雀幸園を乗っ取るため、イイ役とのシングル5本勝負を提案。イイ役チームの蟹キングが、これを了承した。
対抗戦のレフェリーは、各試合ごとに立候補した子供の中から選ばれる。慣れないレフェリングに、恐る恐るマットを叩くちびっ子。
凶器のビニールで、ギャラクシーレッドを責める、悪役スパイダーシャーク。シャークの迫力にちびっ子レフェリーは圧倒されっ放しであったが、ガンダーラ鈴木が、ちびっ子を上手くサポートしていた。
＜第1試合＞
○スパイダーシャーク（青コーナー：悪役）
スリーパーホールド⇒体固め
●ギャラクシーレッド（赤コーナー：イイ役）
ブラックハカイダーに似てる気もする、ブラックパーソナル。
身軽な動きを見せるブラックパーソナル。
アマゾンのダブルアーム・スープレックスが見事に炸裂。この後、打撃で追い打ち、アマゾンの勝利。
＜第2試合＞
●ブラックパーソナル（青コーナー：悪役）
チョップ⇒体固め
○仮面レスラーアマゾン（赤コーナー：イイ役）
セブンのコブラツイストがデスゴッドに決まる。近づく子供レフェリーに手を伸ばすデスゴッド。電飾で飾られたデスゴッドも、子供たちの気持ちを惹きつけたが、人気では、ワイルドセブンを封印、正義の味方セブンの方が上だった。
セブンの空中殺法連発。
自分の頭に装着のアイスラッガーを、セブンに投げつけたデスゴッドだが、セブンに届かず。
マットに落ちたデスゴッドのアイスラッガー。セブンは取れたアイスラッガーを子供に付けさせる。
＜第3試合＞
●デスゴッド（青コーナー：悪役）
デスゴッドのアイスラッガー不発⇒体固め
○ウルチョラセブン（赤コーナー：イイ役）
登場しただけで大人気のパンディータ。愛くるしい仕草とキャラが子供たちのハートをしっかりゲット。
この後、鉄板の足を滑らせ、ロープに股間を痛打。
これも、パンディータの鉄板。ダイビング・ヘッドバット届かずで、ノコギリ男のチョークスラムの餌食となった。
＜第4試合＞
○ノコギリ男（青コーナー：悪役）
チョークスラム⇒体固め
●パンディータ（赤コーナー：イイ役）
これで悪役軍とイイ役軍の対戦成績が2勝2敗のイーブン。決着は第5戦へと持ち越される。
明日へ続く・・・
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