【補聴器ケア】補聴器保管器クイックエイド | にっこり補聴器屋さんのブログ

【補聴器ケア】補聴器保管器クイックエイド

新米補聴器店員レンコンです。
窓の外は5月の青空、涼しい風がさわやかです!

とはいえ暑い夏の到来も間近です。補聴器は受難の季節です。
汗がついて雑菌で臭ったり、補聴器に汗が入ると電池がショートして使えなくなったり、いろいろ気を使います。
特にイヤモールドが臭うのが気になりますよね!
ティシュでこまめに補聴器や耳を拭いたりしている人も多いのではないでしょうか。
そんなとき、これを使うとよいのでは。
(1)除湿乾燥、(2)強力脱臭、(3)除菌
の3つの効果が得られるそうです。

■補聴器保管器クイックエイド 本体価格(CK-12) 4980円(税込)
 直径74×高さ84mm 約185g
クレイドル:電源供給装置(CK-13) 2880円(税込)
クイックエイド用消耗品セット(CK-14) 580円(税込)
箱から取り出したところです。左側がクイックエイド本体、右側がクレイドルです。別売です。
にっこり補聴器屋さんのブログ-取り出し外観

補聴器保管器Quick aid(クイックエイド)は、(1)除湿乾燥、(2)強力脱臭、(3)除菌の3つの効果をすばやく行う、新型補聴器乾燥器です。
補聴器の故障原因となる、たまった湿気を、特殊乾燥剤と上蓋のファンの効果により素早く乾燥させ、又特殊なハイブリッドシートと紫外線LEDランプを組み合わせることでいやな臭いを脱臭し、補聴器表面についた雑菌をきれいにする器具です。
毎日ご使用いただくことにより、補聴器寿命の改善に寄与します。

■電源 単四電池2本(アルカリ電池を推奨)
クレイドルを使ってACアダプターから給電すれば、セットするだけで自動的に電源が入り、約60分後に自動停止します。

■ご使用手順
1)入れる前に、補聴器表面の汗などの水分や耳垢等の汚れをよく拭いてください。
2)補聴器から空気電池を取り出してください。
※空気電池が乾燥すると、寿命が短くなったり性能が劣化したりすることがあります。
3)補聴器をケースのハイブリッドシートの上に置き、上蓋を回して本体ケースにしっかりしめます。
4)補聴器から外した電池は上蓋のマグネットシートに置いてください。

写真はOticonのHIT P Proとイヤモールド両耳分を、ケースに入れたところ。
両耳分入れてもまだ余裕がありますね。
にっこり補聴器屋さんのブログ-両耳分入れて

次の写真はナイーダV UPにFM受信機をつけたまま、イヤモールドと一緒にケースに入れてみました。
つけたまま入れるとちょっとつっかえてしまいますが、電池をはずして開けて入れれば十分そのまま入ります。なお、乾燥効果を上げるためにも、電池ふたは開けたまま入れた方がよいです。イヤモールドもできればはずした方がよいでしょう。
にっこり補聴器屋さんのブログ-ナイーダ入れて

補聴器からはずした電池を、上蓋のマグネットシートに置いたところです。ピタっとくっつきます。
にっこり補聴器屋さんのブログ-上蓋電池置き

5)スイッチを押すと運転ランプが点灯し、急速除湿動作と脱臭、除菌を行います。
※警告 点灯中の紫外線LEDランプは絶対に直視しないでください。
6)運転ランプは約20分で消え、急速乾燥と脱臭・除菌が終了しますが、その後も乾燥と脱臭・除菌は保持されますので、入れたまま保管してください。
7)運転途中で動作を停止しても問題はありません。
※注意 補聴器を取り出した後はケースと上蓋をしっかりしめておいてください。ゆるかったり開けたままにしたりすると、乾燥剤の能力低下が早まります。

本体スイッチを入れたところ。単四電池2本で動作中です。
上蓋の赤いランプが点灯して、動作確認できます。
また、下から覗くと紫外線LEDの点灯も見えるのですが、目に影響したら困りますので、絶対にやめてください。暗いところなら横からでも点灯がわかります。
にっこり補聴器屋さんのブログ-動作中(本体)

クレイドルをつけて動作中。本体をクレイドルに取りつけると、自動的に動作します。
電池の消耗・交換の心配がないので、より安心です。カンタンにはずれるので、運転中はさわらないようにしましょう。
にっこり補聴器屋さんのブログ-動作中(クレイドル)

にっこり補聴器屋さんのブログ-湿度検知紙

■乾燥剤・ハイブリッドシート・湿度検知紙のセット
乾燥剤は必ず専用のものを使用し、定期的に湿度検知紙が青色であることを確認ください。もしピンク色になっていたら、新しい乾燥剤と交換してください。季節によりますが、大体2ヵ月が交換の目安です。
※乾燥剤は天日干しや電子レンジなどで温めても再利用はできないそうです。
ハイブリッドシートは特殊活性炭混合で、ごく微量のヨウ素が含まれます。ヨウ素アレルギーの人は使用しないでください。脱臭及び補聴器表面についた雑菌をきれいにします。効力が漸次低下しますので、乾燥剤と一緒に交換してください。
(説明書より引用して構成)
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という訳で、テストしてみました。
クレイドルを使うと、なるほど本体に取り付けただけで、自動的に乾燥動作開始します。
終わって取り出すと、イヤモールドの臭い、かなり取れた感じです。
さわった感じも心なしかツルツルになった印象です。
まあ電池蓋の中のほこりや緑青まではさすがに取れないので、これは自分で掃除しないと。
ときどき補聴器もリフレッシュさせないといけないなあと反省したレンコンでした。

忙しいあなたには、短時間で汗をとってくれるこの製品、力になってくれるかもしれませんね!

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以下蛇足です。
あまり知られていませんが、補聴器は万一水に落としても、スイッチがオンになっていなければ、乾かすとほぼ元に戻るのだそうです。そんなときはこれを使って急速乾燥させるといいかもしれません。
※電池が入ったままスイッチがオンになっていたら、水に入れるとショートするので、補聴器店へ持ち込んで修理する必要があるようです。
いずれにしても水に落としたら、補聴器店でチェックしてもらった方がいいでしょう。

補聴器店によっては、イヤモールドをメガネ洗浄機のようなものできれいにしてくれるサービスを提供しているお店もあります。当店にもありますので、ご来店の際はお気軽にお声かけください。