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 おはようございます。早くも、お歳暮商戦がスタートしたようです。


 大手百貨店各社のお歳暮ギフト商戦が14日、一斉に始まる。三越伊勢丹ホールディングス傘下の三越、高島屋、J・フロントリテイリング傘下の大丸と松坂屋が、利用者が増えているインターネットでいち早く受注を競う。商品面では企業向け需要の低迷を補うため、個人向け商品や低価格品を拡充する。

 三越のネット受注初日は昨年と同じだが、洋菓子などネット専売の限定商品を前年比25%増やすなどで、ネット売上高を6%伸ばす計画だ。有名な和菓子店や料亭と組んだ食品など歳暮総数の約3割(500点)に上る独自商品を売り込む。店頭受注は1030日から順次始め、日本橋本店(東京・中央)は11月3日に売り場を作る。(日経新聞)


 店頭販売や外商販売が基本だった百貨店も、ネット販売の勢いを無視できないようで・・・。


No.755:デパート


デパート:①多種類の商品を陳列・販売する大規模小売店。百貨店。(デパートメントストアの略) ②(比喩的に)それに関することが数多く集まっているようすや場所。


 百貨店が不振に喘いでいます。


13日に出そろった大手百貨店3社の09年8月連結中間決算は、各社ともに本業のもうけを示す営業利益が前年同期より大幅に減った。衣料品や宝飾品など、利益率の高い商品が不振を極めた。打開策は見いだせていない。

 消費者の買い控えに直面し、売上高はそろって前年同期より約1割減らした。

 「バブル崩壊時よりも状況は厳しい」。Jフロントリテイリングの奥田務社長は13日の決算発表の席上、顔を曇らせた。高価格帯に商品が偏りすぎたとの反省から、若者向けのカジュアル衣料を充実させるなど品ぞろえを変えてきた。プライベートブランド(PB)の衣料品も値下げ。しかし、収益向上にはつながらなかった。

 セブン&アイ・ホールディングス傘下のそごう・西武は、8月にそごう心斎橋店、9月に西武札幌店を閉じるなどリストラを加速させている。グループの相乗効果を出そうと、たとえば西武池袋店でグループの食品スーパー主導で食料品売り場をてこ入れし、商品開発も共同で進めるなどした。しかし、成果はまだ表れていない。

 高島屋も営業利益は6割減。決算期が異なる三越伊勢丹ホールディングスは、9月中間決算で営業赤字を予想する。(朝日新聞)


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 百貨店は、その昔、「衣・食・住・遊」と何でも揃い、ちょっぴり豊かな気持ちにさせてくれるかけがいのない場所でした。


 ふるさと福井のデパートといえば、「だるまや」(現西武百貨店)。


 両親に連れられて、買い物や食事をし、屋上の遊園地で遊ぶ・・・。


 そんな休日の過ごし方も、今では、大規模ショッピングセンターに取って代わってしまったようです。


 たくさんの種類の商品を取り揃え、ちょっぴり高いけれど、質もデザインも確かなモノが、安心して購入できる・・・そんな気持ちにさせてくれるのが百貨店の魅力だったのかもしれませんが、モノがあふれ、財布の紐を締めなおさねばならない状況下、安いだけでなく、質は確かで、デザインも無難なモノが提供されるとなると、その存在価値が揺らいでいくのも仕方がないことかもしれません。


 それ以前に、圧倒的な地の利を背景に、集客策を講じる必要もなかった百貨店が、需給バランスが崩れた成熟社会に入り、売上確保のため、安易に、著名なブランドショップや飲食店を取り込んでいくことで、単なる寄せ集めの「テナントビル」と化していきました。


 そして、今もその傾向に歯止めが効かない様子です。


 「伝統と革新」が「老舗」であり続ける「要諦」だと聞いたことがあります。


 今まさに、「守るべきもの(伝統)」と「変えるべきもの(革新)」の見極めが問われている気がします。


PS.

『デパートへ行こう』を読了した。

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深夜のデパートで巻き起こる一騒動・・・。


緊迫感の中にもユーモアやウィットが散りばめられ、情景を思い浮かべながら、一気にページが進む・・・。


デパート版『ホワイトアウト』っていうのも頷けるが・・・三谷幸喜チックな味わいも・・・。

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さてさて、デパートの未来はどうなることやら・・・


あっと、忘れるところだった。


そういえば、デパートの屋上・・・大好きだった。


高いとこ・・・好きなほうかなぁ・・・


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