おはようございます。情報が錯綜しているのでしょうか・・・


 千葉県・房総半島沖で起きた海上自衛隊のイージス護衛艦「あたご」とマグロはえ縄船「清徳丸」の衝突事故で、防衛省は20日、あたごが衝突12分前の19日午前355分に清徳丸を視認したと思われると発表した。同省がこれまで明らかにした時刻より10分も早かったことになる。

 事故は同47分に発生。同省はこれまで他船の灯火を視認したのは発生2分前の同5分としていたが、「見張り要員が同355分ごろ、清徳丸の灯火を視認したと思われる」と訂正した。

 あたごの損傷は艦首突端部が最も激しかったことも、第3管区海上保安本部(横浜)の調べで判明。損傷は艦首近くの両舷からも確認され、清徳丸に正面から乗り上げる形で衝突した疑いが強まった。

 3管は20日、清徳丸を引き上げて船体を実況見分し、全地球測位システム(GPS2台を回収。事故直前の航跡が記録されている可能性があり、分析を急ぐ。 (時事通信)


 救助活動の行方が気になりますが、事故原因については、「真実」を明らかにしてほしいものです。




No.616:トップセールス


トップセールス:企業の社長自ら自社製品の特長や優秀性を宣伝し、積極的にセールスを行うこと。



 東芝の「頼みの綱」だったワーナー・ブラザースが、まさかの「ブルーレイ・ディスク」支持を表明したことで、一気に、「次世代DVD」の規格統一が現実のものとなりました。


 当初から、キャスティングボードを握っていると見られていたワーナー・ブラザースの動向に注目が集まっていましたが、舞台裏では、悲喜こもごもの駆け引きが行われていたようです。



 「ブルーレイ・ディスク」(BD)陣営の中核となり、東芝との新世代DVDの規格争いを制したソニー。ベータ方式で惨敗した「ビデオ戦争」などの反省を生かして、強力な販売体制の構築と米映画会社への攻勢に力を注ぎ、勝利にこぎつけた。ソニーは19日、「規格の一本化は消費者、関連業界の両方に利益をもたらす。BD市場の急速な拡大を促進すると確信している」とのコメントを発表した。

 ソニーにとって、規格争いは長く「鬼門」だった。80年代のビデオ戦争では「画質ではベータが上」と言われながら、販売に強い松下電器産業などのVHSに敗退した。90年代の現行DVDの規格争いでも、フィリップス(オランダ)と独自規格を打ち出したが、米映画会社を味方につけた松下・東芝連合に屈した。

 「自社の技術力を過信し、販売対策を二の次にしてきた」(アナリスト)との指摘は根強く、この教訓から新世代DVDでは、メーカーの抱き込みと豊富なソフトを持つハリウッドの懐柔に全力を挙げた。

 ソニーは00年にいち早くBD技術を公表し、「宿敵」だった松下をはじめ、フィリップス、韓国サムスン電子など日欧韓の大手8社を自陣営に引き込んだ。「HDより記録容量が多く、究極のディスク」(井原勝美副社長)と性能をアピールしつつ、販売体制でまず東芝をリードした。

 さらに、米映画会社の切り崩しでは、ソニー初の外国人トップ、ハワード・ストリンガー会長兼最高経営責任者(CEO)が活発に動いた。

 同会長は米3大TVネットワークのCBS元社長。ソニーでも長く映画事業に携わり、豊富なハリウッド人脈を持つ。自ら映画会社を行脚し、旧知であるワーナー・ブラザースのバリー・メイヤー会長からBD単独支持を引き出すことに成功した。東芝幹部は「ソニーのトップセールスがBD勝利の流れを作った」と認める。(毎日新聞)


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 「ベータ」で苦い経験をした私 ですが、今回は、慎重に「ブルーレイ・ディスク」を選択。


 以前のように、初期段階での購入ではないため、多分大丈夫だとは思っていましたが、そう簡単に一筋縄ではいかないのは、歴史が物語っています。




 ソニーの「トップセールス」が功を奏した格好となりましたが、これからも、ハードメーカーにとって、課題は山積しています。



 ソフトの優位性を感じずにはいられない出来事ですね。



PS.

東芝にとっては、「青天の霹靂」って感じだったのだろうか・・・