おはようございます。どこでも当たり前のように見かけ、何の気なしに利用していたエレベーターですが、ついついメーカー名を見てしまいます。

「怖くてひざが震えた。東京都港区の事故をテレビで見て、もっと恐ろしくなった」――。都市再生機構(UR)が管理する浦安市の賃貸マンションで起こったシンドラーエレベータ社製エレベーターの暴走事故。発覚から一夜明けた14日、住民らに不安が広がった。
 URはこの日、被害者から聞き取り調査を実施。事故を起こしたエレベーターの中と、1階エントランスホールに24時間体制で民間警備員を配置する異例の対応を取った。
 事故があった「浦安マリナイースト21潮音の街」の5階に住む男性会社員(29)は「扉が開いたまま上昇したことはきょう初めて知った。いざとなれば階段を使うが、不安ですね」と驚いた様子。14階の男性も「2、3カ月前にも14階から乗り込んで閉まった時にボタンを押しても機能せず、数分後急に動き出すことが2度あった。重大な問題だ」と話していた。
 1日の事故にあった女性と10日の事故にあった男性によると、事故後、シンドラー社は一度謝罪に訪れたが、事故の様子など詳細については聞かれなかったという。また、URも10日の事故で男性から苦情電話を受けた際に「事故の詳細は聞かず、おわびして終わった」と話しており、両者の危機管理に対する認識不足が浮き彫りになった。
 女性は事故を振り返り、「クーラーが止まってとても暑く、泣き出す子供たちをしかって落ち着かせながらも、怖くてひざが震えた。無事でよかったが、今も怖くて乗りたくない」と話した。また、父親と一緒にエレベーターに閉じ込められた女児(10)は「お父さんがいたから心強かったけれど、子供だけだったら何もできなかった」と緊張した面持ちだった。
 URは14日朝から被害住民2世帯の聞き取り調査を実施。この結果、(1)1日の事故で母子3人がドアの一部が開いたまま10階から最上階(14階)まで上昇(2)10日の事故で父子2人が8階からドアが半分開いたまま14階まで上昇(2)2、3カ月前にドアが半分開いたまま約40センチ上昇――の3点が判明した。今後はエレベーター内の監視カメラの映像を分析し、事故の詳細を確かめるという。
 県内のURマンションでは、昨年4月~今年5月にかけてシ社製のエレベーターで6件のトラブルが発生している。

 近所でこんな事故が起きていたなんて・・・。「苦い経験 」がまたもや甦ります。ここでも、シンドラー社の「対応」には、疑問を感じずにいられません。「謝罪」はもちろんですが、「原因解明」と「改善対策」を早急に講じないことには、「信用失墜」だけでは済みそうにありません。いったい何を守りたいのでしょうか!?会社の存在意義を考えれば、おのずと答は導かれるはず。利用する人たちをここまで「不安にさせる行為」は、起こした事故以上に、「深刻」だと思うのですが・・・。

No.337:敵は我に在り

 プロ野球の新球団、東北楽天ゴールデンイーグルスに粘りが出てきました。

野村監督が「本来なら(試合が)無理だ」というほどの雨の中でも、ベテランは高めた集中力を切らすことはなかった。
 前日と同じく1-1とされた8回だ。1死一、三塁。おなじみの「関さんコール」がスタンドに響いても、関川は「集中していて聞こえなかった」と振り返る。4球続いた直球の後のスライダーに食らい付き、しぶとく中前にはじき返した。
 「最高の結果になりましたね。チャンスをくれた監督、コーチ、何より声援のおかげです」と関川は、浮かれる様子もなく感謝の言葉を並べた。
 開幕は2軍スタート。腐ることなくバットを振り続けた。5月9日に昇格してからは、若手にバントの仕方を教えたり、万が一のために「第3の捕手」として備えたりと、「裏方」に徹しながらチームを支え続けた。
 「うちの中で一番根性がある。追い込まれてからよく食らい付いた」と、野村監督は阪神時代からの教え子に賛辞を惜しまない。球団初の3カード連続の勝ち越しも決まり「チームになりつつある。結果が出てきた」と手応えも口にした。
 6月はこれで7勝6敗と白星が先行だ。確かに、楽天にしぶとさが出てきた。

 昨日、帰宅したときは、すでに9回。1対2と1点差。2アウトながらも2塁にランナーがいて、一打同点のチャンスです。よく試合が中止にならなかったと思えるほどの、とんでもない大雨・・・。

(頼むでぇ・・・鳥谷・・・)

願いも祈りもむなしく、結果は空振り三振・・・ゲームセット。

 なんと、楽天に負け越しました。またもや、ヒーローは、先日の沖原に続き、阪神OBの関川です。


セッキィー

○男・関川・・・執念の一打!!!



 昨年のセ・リーグ覇者で、今年もなんとか上位にくらいついている阪神と、昨年に続き、だんとつの最下位をひた走り、ほかのチームへ「勝ち星」を献上してきた楽天ですが、この三連戦を見る限り、形勢は、「逆転」されたといえるでしょう。

 「再生工場」といわれた「野村監督」の手腕に注目が集まっていましたが、今までは、なかなか結果を出せず、お得意の「ぼやき」ばかりが報道されて、正直、気持ちのいいものではありませんでした。愛する息子「カツノリ」を起用していることもあって、まるで「草野球」というか、とっても「プロ野球」の「監督」だとは思えない印象だったのです。

 とはいえ、もともと「野村」ファン の私は、そういった「人の子」というか、「親ばか」というか、ある意味、弱さも含めて、注目していました。

 今の楽天は、一味違います。「野村ノート」が浸透したのかどうかは分かりませんが、最後まで「あきらめない」という気概を感じます。一塁への全力疾走、ヘッドスライディングなど、気迫を感じます。


野村 克也
野村ノート

 「迷い」「とまどい」「不安」・・・が高じて「自信喪失」し、すぐ「あきらめてしまう」という、最悪の「負けパターン」に終始していたのですが、今では、自分たちを信じて応援してくれるファンのためにも、そしてなにより、自分自身のためにも、けっしてあきらめずに、精一杯、ひたむきなプレーに全力を尽くしています。

 「敵は我に在り」・・・とは、「野村監督」の初期の著作です。「考える野球」を実践してきた「野村克也」の真骨頂がすでに、ここに「在り」ます。


野村 克也
新・敵は我に在り―生涯現役宣言

 自分自身との戦いに勝ってこそ、求めるものを手に入れることができる・・・チームの全員が、そういう気持ちになっているような気がします。

 一方、我が愛する阪神タイガースは、自分たちの野球が全くできていません。楽天相手に「あせり」と同時に、「脅威」も感じてきているのか、「借りてきた猫」状態に拍車がかかっています。

重すぎる敗戦だった。阪神がパ・リーグ最下位の楽天相手に、よもやの1勝2敗。リーグ優勝した昨季は1度もなかった3カード連続の負け越しを喫し、ナインは一様に足取り重く引き揚げた。
 低調な打線がチームの不振に直結している。「相手は関係ない。今の状態なら」。岡田監督はささばと言い切った。大振りが目立ち、好機にも1本が出ない。変化球をテンポよく投げ込んでくる愛敬の前に7回まで2安打0点とほぼ完ぺきに封じられた。
 8回に鳥谷、赤星の新1、2番コンビでつくったチャンスに今岡の犠飛で追いついたが、ここでも1点止まり。正田打撃コーチは「1、2番は機能しているが、走者を返しきれない。重い。早く各打者が調子をあげていくしかない」とぼやく。
 絶好調だったシーツの勢いにやや陰りが見え始め、今岡、桧山は本調子には程遠い状況が続く。必然的に4番金本が勝負を避けられ、中軸は封じられる。得点力が低下する悪循環だ。
 6月に入ってからこれで6勝7敗。大型連敗こそしないものの、チーム状況はどん底に近い。阪神にとっては、踏ん張りどころだ。

 対照的な状況で、どっちが「覇者」だかわからない状態・・・。ひとりひとりが「役割」をきっちりと演じ、見事に「つながり」がでてきた楽天と、自分を見失って「実力」を発揮できず、「寸断」されている阪神。

 スポーツの世界は、こうまではっきりと、「明暗」「白黒」がついてしまいます。そのまま、ビジネスの世界にも置き換えることができるものだと思い、気を引き締めているところです。

PS.

 楽天は間違いなく、「台風の目」となるだろう。そして阪神は「梅雨」真っ只中・・・なのだ。(くぅ~・・・)

台風の目


VS


あじさい