ヲタ夫 握手会整理券をもらいに行く 後編 | ヲタ夫と子育て奮闘記  ~ アイドルオタクの夫を生暖かく見守る妻のブログ ~

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アイドル大好きなキモヲタ夫と結婚して既に5年。
2007年7月には二人の子供も生まれ、私は毎日子育てに奮闘。
夫はアイドルの追っかけとたまに子育てをしています。

この記事は『ヲタ夫 握手会整理券をもらいに行く 前編 』の続きです。



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以下、ヲタ夫から聞いた話をのりこが文章にしております。




握手会に参加するために整理券をもらいに行くヲタ夫。


場所は新宿高島屋 タイムズスクエアにある紀伊國屋書店です。


10時受付開始のため、余裕をもって9時半頃到着。


すでにたくさんのヲタが列を成しています。





紀伊國屋のヲタ列


(きっと設計した人はおしゃれなスポットにしたかっただろうに、

この光景はオシャレスポットとは程遠い・・・。


そして、麻里子様の握手会は銀座だったせいか立って並んでいましたが、

ここで並んでいるヲタ達は座り込むなどして、ちょっとお行儀が悪いようです。)





最後尾の看板もなくなんとなく最後尾っぽいところに並ぶヲタ夫。


自分の前には既に相当数のヲタが並んでいるのが見えます。


その数、100人ぐらいでしょうか。


事前に調べた情報によると、今回の整理券上限数は800枚。


十分買える順番です。




待つこと30分。


販売が開始されたようで、列が少しづつ進みます。


牛歩戦術のようにジリジリと進むヲタ一同。


政界で行われる牛歩もアレですけど、このヲタ達が行っている牛歩もアレです。


(アレって何?私の口からはとても言えません。皆さんのお好きな言葉を当てはめてください。)




麻里子様の写真集発売の時の銀座・福屋書店と違い、


スタッフ達がアイドル写真集の整理券発売に・・・・・・


・・・・いや・・・・アイドルヲタ達への対応に慣れていないようで、


列は遅々としか進みません。





もうすぐ10月になろうとしてるのにこの暑さ。


ヲタ達は大量のヲタ汁を流しながら、列の前方を見つめ、少しづつ進みます。






そこへ列の前方から、一人のヲタがやってきました。


どうやら前の方に並んでいたようで、既に引換券を持っています。


恐らく先頭から10番目以内には並んでいたようです。


どれだけ早起きなヲタなんでしょうか。


しかし、この早起きヲタと、ヲタ夫の前に並んでいる仲間のヲタとのの会話を


聞くともなしに聞いたヲタ夫に衝撃が走ります。


(登場人物がすべてヲタのため、

文中に『ヲタ』という言葉ばかりで非常に読みづらくなっております。ご了承下さい。)





早起きヲタ「一人あたり何冊でも無制限で買えるらしいよ!!」




仲間ヲタ「えぇ~~~!!??無制限で買えるの!!??


ヤバイじゃん!?売り切れたらどうしよう!?((;゚Д゚)ガクガクブルブル」




通常、こういったイベントの整理券は一人一枚と制限されていることが多く、


1回並んで1枚手に入れる、もし2枚目が欲しければ最後尾に並び直す、


もっと欲しい人は何度も何度もループする・・・というのがヲタルールです。


(ヲタルールって何?そっちの方が((;゚Д゚)ガクガクブルブル)






早起きヲタ「そんなこともあろうかと、


俺はとりあえずおまいらの分も買っといたから。」




仲間ヲタ「マジで~。ありがとう!」




熱いヲタ的友情を聞かされたヲタ夫。




ヲタ夫(心の声)「ヤバイ!ヲタ友いないのに!!


買えなかったらどうしよう!!!」




(といっても、ヲタ夫には、ヲタ友に限らず友達自体がいないので、

この心配の仕方は間違っているのですが・・・。)





周りのヲタ達も急に携帯を手に操作し始めます。



ヲタ「もしもし、前の方に並んでるんなら念のため買っといてくれない?」



ヲタ「・・・。(無言で携帯を操作中。恐らく仲間にメールで購入依頼)」



ヲタ「マジ?あざっす!!」

(整理券を譲ってくれる仲間を見つけたらしく、列から離れて前方に向かう)





そんな様子を見て、ヲタ夫にますます不安が募ります。


そういえば列がなかなか進まない。


まいまいの時は一人100冊買ったブルジョアヲタもいたらしいし、


(注:まいまいとはAKB48のメンバーで大島麻衣ちゃんのことです。)


予想以上に大量に買われてて、引換券の印刷が間に合ってないんじゃ・・・


っていうか、もう即完売している可能性も?!


全然知らない人だけど、俺の分も買ってもらえないか聞いてみようかな・・・



既にパニック状態のヲタ夫。



ヲタ友もいないのに、携帯のアドレス帳をチェックする始末。


しかし、携帯を握ったその手をもてあまし、仕方ないのでのりこに助けを求めるメール。




手紙「一人何冊でも買えるらしいよ。


俺の順番になる前に売り切れたらどうしたらいいんだろう・・・。」



しかし、のりこからはそっけない返信。



ラブレター「そんなこと言ったってしょうがないでしょ。


買えなかったら、諦めて帰ってらっしゃい。」


そ・・・そんなっ!冷たいっ Σ(゚д゚lll)

もっとヲタ活動に理解のある奥さんと結婚すべきだった。


途方にくれるヲタ夫。


(いや、のりこ以上に理解のある奥さんなんて早々いないと思うけど?)





結局、人見知りの性格のため誰にも声を掛けられず、


モジモジ・ジリジリしながら列が進むのをひたすら待つことに。


もともと挙動不審な人間なのに、いつもより何割増しで挙動不審なヲタ夫。


永遠に感じた20分が過ぎ、やっとカウンターが見えました。




その時カウンターでは、一人のヲタが一騒動起こしていました。

ヲタ「本当に無制限で何冊でも買えるんですか?」



店員「はい。何冊でもお買い求めいただけますよ。」



ヲタ「かなりの人数が並んでるのに、


無制限に販売して、早々に完売したら


どう責任とってくれるんだよ!」




今にも店員につかみかからんばかりの勢いで怒るヲタ。



ヲタ夫(心の声)「そうだそうだ!!ふざけるな!!」




店員「ご安心下さい。数は十分ご用意しておりますので。」




ヲタ「800冊だろ?


一人100冊買ったら8人で完売じゃないか!!」




ヲタ夫(心の声)「そうだそうだ!!十分じゃないだろ!!」



店員「いえいえ、大丈夫ですよ。


まだ、十分に残っておりますので。。。お客様は何冊お買い求めですか?」





ヲタ「あっ。じゃあ。1冊下さい。」








ずこーーーーっ

⊂(゚Д゚⊂⌒`つ≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡





ここが公共の場でなければ、


まわりのみんなは吉本新喜劇並みにベタなコケをしたかったに違いない。



そんな文句は100冊買ってから言え!!







゚・*:.。..。.:*・゚゚・*:.。..。.:*・゚ ゚・*:.。..。.:*・゚゚・*:.。..。.:*・゚



数時間後、我が家にて。



ヲタ夫「というわけで、俺の前にいるヲタが面白かったんだよね~。」


整理券配布会場から帰ってきたヲタ夫が楽しそうに語ります。



私「・・・熱い・・・熱過ぎるよ・・・えれぴょんヲタ・・・。」


状況を想像するだけで、変な汗がでてきます。


ヲタって怖いね・・・本当に怖い生き物だね・・・。



私「で?結局、あなたも何冊も買ってないわよね?」



ヲタ夫が肩をすくめて言った。



ヲタ夫「騒動ヲタが1冊で笑ってやったわけだけど、


俺も結局2冊しか買わなかったよ。


ヲタ夫のえれぴょんへの愛もその程度か~って


ブログのオチに使ってもいいよ。


フフフッ。」





ってーーーーー?



同じ写真集2冊も要らないだろ!!



オチにも何にも使えないから、それー!!

ヽ(`Д´)ノ










1冊3,150円。

2冊で6,300円。

結構な金額ですよ・・・。

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えれぴょんの写真集整理券は結局その日中には完売しなかったそうです。


麻里子様のときは700枚が午前中になくったのに、


えれぴょんは800枚ではあったものの1日かけても完売せず。


無制限販売したのに、なぜ?


二人の人気にそこまで大差が?


その100枚の違いに大きな意味が?



これについての、ヲタ夫の見解はこうです。



「ヲタは基本的にM(マゾ)体質


何冊でもいいですよ、と言われると逆に恐縮してしまう。


何度も並ばされることに意味を見出してしまうところもあるし、


何度も並ぶ行為がアイドルへの忠誠心、愛を表現しているから


紀伊國屋の売り方は間違っているね!」


だ、そうです。



そういうもんなんだ。


どーでもいいけど・・・。