いかにモチベーションを高めるか | WorldFlat

いかにモチベーションを高めるか

USCPAのように実務に即した試験は、試験の合格先に最終的には実務が待っています。
経理や監査をイメージするのは難しいですが、意外と習慣づけることは可能ではないかと思います。

例えば日経新聞の為替欄を見れば、為替差損益やヘッジ損益に与える影響を考えることはできますし、
foreign conslidated subsidiaryを持つ企業であれば、OCI (Other Comprehensive Income)に記載される為替換算調整勘定の金額、そしてbottom incomeを考えることもできます。

どこかの企業がM&Aを行ったのであれば、goodwillが発生するのかどうか、金額はいくらか、妥当と思うか?
impairmentが将来起きうるかどうか予測してみるのも良いと思います。
将来impairmentが起きうる買い物であったならば、それは失敗ですよね。
買う瞬間にその判否がつけば、交渉金額の妥当性も判断できます。
事業会社で働いている方にとっても将来キャッシュフローがいくら生み出せるから
この買い物は良かったんじゃないか、あるいは予測できるキャッシュフロー以上の何かを意思決定者が感じているのか、ということも読み取れるのではないでしょうか?

とこういう風に書いてみましたが、実際私が全てできているわけではありません^^

しかし日経新聞を読んでここまで思い浮かぶようになれば、思考力・仮説を立てる力がつくと思います。

仮に支払利息の分析的手続についてMCを解いていたとします。
有利子負債と支払利息を比べて、借入金の計上漏れを見つける?
どこかの企業の支払利息を有利子負債で割ってみたら、去年より高かった。
これって計上漏れ?
あ、違うんだ、市場の利息自体が上がっているし加味すれば整合するのでOKだ!

こうやって日々学んでいることと実務がイメージ湧くようになると
ちょっと楽しいかなぁ?と思いました。

私自身まだまだ学習中ですが、公会計は興味深いです。
日本の公共団体が財務諸表を作っていけば、税金をどのように使っているか財務諸表から読み取れますし、
不透明感が減りますもんね。

それにしても日本の国債、ひどいですよね。
国家が仮に企業だとすれば、going concernのnoteが必要なのではないでしょうか。
あと何年持つんでしょう。。。

財務諸表を読み取る力をつけて、医者のように症状をさっと判断できるようになりたいです。