小さい頃から
「モノをどれだけ持っているかが自分のステータスを表す」と思い込んでいたので、
片付けられないことに真剣に悩み始める30代前半ぐらいまでは
いろんなモノを溜め込んでいました。

気に入った雑誌は毎月買っていたし、
好きなアーティストのCDはすべて揃えていたし、
アクセサリーも安いものをたくさん買い、
食器も作家モノとかたくさん買っていました。
それらをすべて収めるための収納術を知りたくて
またいろんな本や雑誌を買ったし、
収納グッズも良さそうなものは手当たり次第だったな。

高校の教科書はかなり早々に処分したけど(汗)
友人と授業中にやりとりした手紙とか、
バンドしてたときのスコアとか、
体育祭でみんなで揃えた手作りハッピとか、
モノの数だけ私の思い出は確かなものになっていくんだと思っていました。

だけど、
記憶にも残らないものがだんだん増えてきて
モノから自分を解放しよう」と決めて
記憶の外に追いやってしまったモノたちとサヨナラした今、

私の生活も、人間関係も、
とてもシンプルになりました。


整理収納の理論を学び、
それを実生活に取り入れたことで、
万人に好かれたい」と思っていた私は消えまして~、

  年齢・性別問わず建設的な議論ができる人
  大切にしたいことの対象が似ている人
  なんとなく空気感がいいなと感じる人

とのやりとりがずーっと続いているなーと思います。


一般的なお付き合いの中で、人って、
「してあげたこと」と「してくれなかったこと」はよく記憶しているのだそうですよ。
整理収納理論を学ぶまでは
「これだけしてあげたのに、私には全然何もしてくれない!」って
よく思ってたなーーーーー。

今は、そういう気持ちはあまり持たないようにしています。
気持ちが少しでも傾きかけたら
「執着しない!!」と自分に言い聞かせています。

モノにもできるだけ執着しない!と決めて、
使いきれなかったものは
  どうして使わなかったのか
  何がどうだったらもっと使えていたのか
  代用できるものをすでに持っているか
をよくよく検証してから手放しています。