以前のブログで、人がもつニーズやウォンツを探るヒントになる「マズローの欲求5段階説」をご紹介しました。
http://ameblo.jp/work-life-harmony/day-20091026.html
今日は、
そのマズローの欲求5段階説を発展、修正を加えた「アルダファのERG理論」という考えをご紹介します。
アルダファのERG理論とは、
Existence…生存
Relatedness…関係
Growth…成長
の3つの頭文字をとって、名づけられています。
・Existence…生存
あらゆるタイプの物質的・生理的欲望で、
食べ物や住環境などの欲求や賃金、雇用条件や福利厚生、安全な職場環境などの欲求
・Relatedness…関係
家族や友人、上司、同僚、部下、重要な他人との人間関係、良好な関係に関する欲求
・Growth…成長
自分の能力アップや苦手の克服、創造的、生産的でありたいとする欲求になります。
アルダファのERG理論は、
1.あるレベルの欲求の満足は、その欲求の強度ないし重要性を減少させるとともに、
それより上位の欲求の強度ないし重要度を増加させる。
2.最高次の欲求(マズローでは自己実現欲求、アルダファーでは成長欲求)だけは満足されても、
その強度ないし重要度は減少せずに、逆にさらに増加する。
という2つの仮説をマズローの欲求5段階説理論から受け継いでいます。
そして、この2つの仮説の上に、
1.各欲求は、必ずしも逐次的に発現するのではなく、同時に発現することもありうる。
2.上位階層の欲求の満足の欠如は、下位階層の欲求の強度ないし重要度を増加させる。
という2つの仮説を追加しており、マズローの欲求5段階説理論より複雑なものとなっている。
- ERG理論の7つの特命課題 -
1.生存欲求の満足が低いほど、それはより一層希求される。
2.関係欲求の満足が低いほど、生存欲求はより一層希求される。
3.生存欲求の満足が高いほど、関係欲求はより一層希求される。
4.関係欲求の満足が低いほど、それはより一層希求される。
5.成長欲求の満足が低いほど、関係欲求はより一層希求される。
6.関係欲求の満足が高いほど、成長欲求はより一層希求される。
7.成長欲求の満足が高いほど、それはより一層希求される。
アルダファのERG理論 |
マズローの欲求5段階説との着眼点の違い…、この続きは、次回以降のブログでご紹介いたしますね。
よろしければ、またこのブログをチェックしてくださいね。
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