12月19日(水) 18時半~21時 愛媛大学法文学部にて、
「ジョカツ(女性活躍)オープン講座inえひめ」の第3回目が開催されました!
少子高齢化が進み労働力が減少する中、
企業における「人
材の能力活用」はますます重要になっています。
高度成長期時代は、「上司の仕事を見て覚えろ」で良い時
代でしたが、
いまは多様な人材がいるなかで、
能力の活用
も多様化しなければ生き残れない時代となりました。
その能力の活用の1つの切り口である、“ジョカツ(女性
活躍推進)”。
※ジョカツオープン講座とは・・・
「活かされていない能力をどう活かすか」という人財育成の観点から
、
女性活躍推進について
地元企業の事例紹介 & 参加者で対話セッション
を企業・行政・学生で、垣根なく考える講座です。
※対象者は・・・基本、どなたでもOK!
<コメンテーター>
岩丸裕建さん (社団法人愛媛県法人会連合会)
桐木陽子さん (東雲短期大学)
近藤智佳さん (にいはま女性ネットワーク)※当日欠席
長尾由紀子さん (聖カタリナ大学)
松井名津さん (松山大学)
宮崎幹朗さん (愛媛大学)
横山ぬいさん (株式会社エス・ピー・シー)
今回の事例会社は、松山市の 株式会社ヴァンサンカン さん。
事例者:統括マネージャー 山本亜希さん
会社は、エステティック・アロマテラピーサロン。
従業員数32名の中で男性は1名。
女性の働く場所としての課題と問題点があり、それに対する取り組みをしている道半ば。
①内部でのあいさつに問題があった。目を合わせない、小さな声、等。
人と人とがコミュニケーションするなかで一番大切な挨拶をきちんとすることが
他のサービスの向上にもつがなるのではないか。
また個人プレーで一人一人で仕事をするのではなく、
チームワークで目標を達成することや、お客様の喜んで頂くことをしよう!
という社風に変えていくことをめざし
1年半前より「あいさつ朝礼」を実施。
入社2年目のスタッフがリーダー役となりお手本になっている。
また、合わせて
グッド&ニュー(Good&New)
→「24時間以内にあった、良かったことや新しいことを発表し合う」の実施で
ポジティブ思考を身に付けるといった工夫をしている。
②山本さんご自身が管理職である。(マネージャー)
入社半年で統括マネージャーに大抜擢され、
早い段階から責任ある仕事を任されるようになった。
社長が、社員の意識改革を行う一つの手段として、抜擢したようである。
しかし、当然入社5年~10年選手の先輩もいる中で、波風もあり、
マネージャー自身が社員一人一人と面談し、本音をぶつけ合った。
ロールモデルもいない、目指す管理職像もない。
本を読み漁ったり、社長の言動を暗記し、真似をしたり
枠にはまろうと必死になった。
社長に相談しながら、枠をはずし、
1人の人間として枠(管理職)を意識しないようにすることで楽になった。
しかし会社の意識改革には衝突がつきもので、
協調出来ない人が去り、会社の理念に共感できる人が残った・・・という経緯もある。
・・・・・・・・事例ここまで
そのあとは、いつものグループディスカッション。
グループディスカッションの発表では
*リーダシップにも様々なタイプがあり、ただひっぱていくだけがリーダーシップではない。
自分らしく行動する中で、チームのまとめ役になれるのが理想であり、
リーダーシップのあり方を見直す必要がある。
*女性管理職が身近にいないため、そのイメージがドラマなどの
「強くて仕事中心の女性」という影響を受けてしまい、女性は「ああなりたくない」と思ってしまう。
(学生より、女性管理職=天海祐希、のイメージが強いとのこと)
*女性は管理職になる年齢の前にライフイベントに差し掛かるので、
早い段階で、素質のある人を管理職に育成しては。
等々、たくさんの意見が出てきました。
学生には、働くイメージも働く人のイメージも
すべてドラマ等の「メディア」からのものが大きい。
また、管理職像も、これまでの見てきたものの「枠」で考えてしまう。
今後は「新しい事例」が必要なのではないか。
これからも、ますますこの新しい事例を発掘し、
みなさんと共有したいと感じました!
次回のジョカツオープン講座は、1月23日(水)。
事例企業は「(株)パルソフトウェアサービス」 さんです。
お楽しみに!! → http://nc.worcolla.com/?p=1547