11月18日(日)、

会場は松山市男女共同参画推進センター(コムズ)にて


「えひめde夫婦・家族フォーラム」を開催いたしました!



この日は、偶然にも内閣府が定めた「家族の日 」。


本当、偶然にも偶然でした(笑)。


<協賛企業> 敬称略

大塚製薬株式会社 

株式会社efコンサルティング 

松山ヤクルト販売株式会社 

坊っちゃん劇場(株式会社ジョイ・アート) 


<当日ブース出展企業・団体> 敬称略

松山ヤクルト販売株式会社

愛媛県法人会連合会

ドコママ愛媛((株)グローバルネットワーク)

まつやま子育て支援NPO協議会

NPO法人ぷちすてっぷ

NPOグッとファーザー

ウェルエイジングクラブまつやま

新老人の会



<このフォーラムをなぜ開催したのか>


経済や雇用の不安などから、

働く人を取り巻く社会情勢は大きく変化していて

結婚をしない、家族を持たない人がどんどん増えています。


あわせて核家族化、地域社会の希薄化などにより、

特に日本の子育ては孤立化しています。

子育てには、母親、父親はもちろん、祖父母、そして地域の方々のサポートが必要です。

また、現代の兄弟もいとこも少ない子どもたちには、

家庭以外の多くの人との関わりが人間形成においても不可欠です。


私たちが推進する「ワークライフ・バランス」においても、

職場・家庭・地域でのコミュニケーションが大きなカギとなっており、

さまざまな「つながる場」、コミュニケーションの仕方を提案したいと思っています。


そんな想いから、

家族のつながり・家族以外のつながりを感じていただく場として開催しました。


第1部の講演は、


NPO法人孫育て・ニッポン の代表の棒田明子(ぼうだあきこ)さん。



ワークとライフをコラボしよう。



現在、地方紙にて「孫育てのススメ」のコラムを書いている旬の方です。


昨年3月に、鳥取市にて「NPOの学校」というイベントにて

ぼうださんとご一緒させていただき、

http://ameblo.jp/work-life-b/entry-11205812185.html


人とつながっていくシンプルな考え方やその魅力に惹かれ

「ぜひ松山へ!!」とお招きした次第です(^^)v



講演の内容は、「孫育て」という切り口で、家族や地域を見つめ直すもの。


昔は、家族だ地域だと言わなくても、

近くにたくさんのきょうだい、親戚、近所の人がいるのが当たり前、


社会の縮図を身近な大人で見ることができたのですが


いまは、一人ないし二人っ子、

いとこの数や親戚の数も減っています。


親は離れて住んでいて、ジイバアも近くにいない。


たて(親子)よこ(きょうだい)以外の「ななめ」の関係の人が減っているとのこと


子どもが大人になるまでに出会う人の数自体が減っているとのこと。



こうした中、期待されているのが「祖父母力」。


血縁のじいちゃんばあちゃんはもちろんですが


地域のじいちゃんばあちゃんの存在は、

子育て中の世代、子どもに与える影響は大きい。


親世代(私たち)も、「とにかく勉強一番、家のことはそこそこ」で育った世代なので

家事労働に不慣れ。


仕事や家事、子育て、地域活動にと、追われる子育て世代を

助けれるのはこの祖父母力だとおっしゃいます。



改めて聞くと、ナットクです。



20年30年前、それ以上前の家族・・・子育て・・・地域。


完全に変わっているのです。


では、これから

家族とは、地域とはどうあるべきなのか。


<第2部ディスカッション>

家族っていいな! ~夫婦は親子はパートナー!~


パネリスト:ぼうだあきこさん(NPO法人孫育てニッポン)

     能智千恵子さん(えひめ結婚支援センター:愛媛県の少子化対策事業)    

     土居園江さん (ウェルエイジングクラブまつやま:高齢者の生き方支援)

     渡邉泰正さん (NPOグッとファザー:父親を楽しむ団体)

     安原優子さん (NPO法人ぷちすてっぷ:発達しょうがい児や家族の支援)

     司会進行:ワークライフ・コラボ堀田



ワークとライフをコラボしよう。


ワークとライフをコラボしよう。


まったくもって、共通項を見出させそうな、各団体の活動。(^▽^;)


しかし、話をしてみると、ふたを開けてみると

共通点がたくさんあることがわかりました。



婚活においても、

しょうがい児を持つ家族においても

リタイアした高齢者においても

子育てにおいても



他者とのかかわりに抵抗を持つ。

まわりの人たちより劣っている?という意識を持っている。

「まわりに迷惑をかけてはいけない」


という意識がある。


最終的には「かくす」という行為で、地域とかかわらない選択を持つ人が多いと


それを経験したパネリストたちは、

自分たちを守るために、地域とつながれるように、それぞれの活動は存在しています。



結婚のかたちも、子どもの有無も、いまはさまざまな家族のあり方。


その多様性を認めるような社会になることを、私たちは考えました。




女性の会員さんが多い、ウェルエイジングクラブさんが

当日ブースを出していた新老人の会 さん(とつながりを宣言されたことは

とても嬉しかったですね☆☆


また、結婚支援センターさんはじめ

それぞれの活動がつながれるポイントも見出せました。



家族のスタートは、結婚。夫婦。


親や子は選べないけれど、唯一選べるのはパートナーである夫婦。


しかし、その夫婦であっても、生きてきた価値観は多様。

理解しあうのには、夫婦こそ、家族こそ、コミュニケーションが必要。




参加されていたとある方。


「実は、うちの子どもも自閉症で、いろいろ悩んだり考えないようにしていたことがあったけれど

「家族」という切り口で話が聴けて、新鮮だった。来てよかった。」

と言われていました。

我が子の事情を、日常「わざわざ」話す機会はないと思いますが
この場においては、「話してもいい」「話せる場」であったと感じてくださったことが

本当にうれしかったですね。

おまけの?第3部では、


ぼうだあきこさんを囲んでの「子育て孫育て講座」をミニミニ版で開催。



ワークとライフをコラボしよう。

「子育ては、自分の手でしようとしないこと!」


という、世間とは真逆発言からスタート。



もちろん、放棄するという意味ではなく、

他人の子どもを見ることで、自分の子どもも冷静に見れるという意味を含んでいます。


ぼうださんの、震災ボランティアの現場を経験してのお話を含めて

本当に納得の時間でした。




家族とは?  地域とは?


参加人数こそ少なかったのですが
ぼうださんやパネリストの方々のお人柄に助けられ、
地域ってまだまだ捨てたモンじゃない!と感じることができました。


かたちさまざまですが、

その現状を知っていただく、これからの一歩になる場として開催できたことに感謝!!



次回は、

家族との、職場とのコミュニケーションについて考える第2弾が1月27日(日)開催します!!

こうご期待!!