[PLC]なぜJARLは静かなのか | 俺様広場

[PLC]なぜJARLは静かなのか

前回のパブリックコメントの募集の時はそれなりににぎやかだったように思ったが、
今までで最も肝心と思われる今回がなぜか前回よりも静かに思える。
例えば私をPLC反対にカウントしていた某サイト(まああそこは元から信用してませんが)
など、前回PLC反対を煽っていた人たちはもう終わったと思っているのだろうか。

個人サイトは開設者個人の持ち物だから、考え方が変わることもあるだろうしいろいろ
その人の事情もあるだろう。問題は日本のアマチュア無線家にとって最も重要な
利害関係人たるJARLである。

http://www.jarl.or.jp/jarl-qtc.htm
電力線搬送通信の動向としてJARLの活動について紹介があるが、今回の意見募集に
どのように対応したのかが今日現在まだ掲載されていない。まあ夏休みなのかも
しれないが、意見募集の締切以前に早く掲載しておいて会員個々が提出する意見の
参考として提示してもおかしくないものを、少々のんびりしすぎではないか。

http://www.jarl.or.jp/Japanese/2_Joho/2006_news-2.htm#0630
そればかりかここでは、「研究会において大きな隔たりがあった推進派の主張との間で、
CISPR22 (コンピューター等情報機器に関するCISPR規定)を準用し、メーカー側には厳しく、
短波利用者にはやや厳しいが、離隔距離等を考慮すれば許容し得るレベルの座長案を
引き出すことに成功しました。」とある。CQ誌にも意味不明な広告が掲載されている。

これは本気なのか。例の研究会の報告そのものがデタラメで、コモンモード電流が仮に
0でも電力線アンテナから漏洩電界が発生し得るのに、どこをどう「考慮」すれば
「許容し得るレベル」と言えるのか。座長案は妥協案でも何でもないデタラメなのである。

JARLが提出したはずの意見が、日本のアマチュア無線家の総意に値するものなのか
どうかをしっかりと注目しておく必要がある。