[PLC]その後
電力線搬送通信設備の技術基準等の整備に関する無線設備規則の一部改正案に係る
電波監理審議会への諮問及び関係省令案等についての意見募集
http://www.soumu.go.jp/s-news/2006/060712_7.html
ということで、改正案を見てみたがひどい内容である。
許容電界強度等として、30MHzまでは伝導妨害波としてコモンモード電流で規定し、
30MHzから1000MHzまでは放射妨害波で規定している。
コモンモード電流で許容値を決められるというその発想も問題だが、帯域外であるはずの
放射妨害波の許容値が30~37dBμV/m(@10m,BW=9kHzBW=120kHz)というかなり
大きな値である。
例えば50MHz帯において、この10m離れた地点で30dBμV/mの電界強度のノイズを
半波長ダイポールで受信したとすると、SメータはS=9+20dB S=9+10dBまで常時振る
ことになる。隣家からこれをやられればもう壊滅的であろう。
(8/20誤りを訂正、告示案の測定方法を読み間違えていました。)
PLCは既にHF帯だけの問題ではないことが明らかとなった。近所で誰かがPLCを使えば
V/UHF帯まで影響が及ぶ危険がある。EME、衛星通信、DXなどノイズすれすれで通信を
行うアマチュアにとっては死活問題だ。このようなものを絶対に許してはならない。
私はこの辺をきっちり意見に書いて提出するつもりである。
総務省と御用学者及びPLC推進企業の暴走に歯止めをかけられるのかどうか、
電波監理審議会の良識と存在意義が今まさに問われていると言えよう。
電波監理審議会への諮問及び関係省令案等についての意見募集
http://www.soumu.go.jp/s-news/2006/060712_7.html
ということで、改正案を見てみたがひどい内容である。
許容電界強度等として、30MHzまでは伝導妨害波としてコモンモード電流で規定し、
30MHzから1000MHzまでは放射妨害波で規定している。
コモンモード電流で許容値を決められるというその発想も問題だが、帯域外であるはずの
放射妨害波の許容値が30~37dBμV/m(@10m,
大きな値である。
例えば50MHz帯において、この10m離れた地点で30dBμV/mの電界強度のノイズを
半波長ダイポールで受信したとすると、Sメータは
ことになる。隣家からこれをやられればもう壊滅的であろう。
(8/20誤りを訂正、告示案の測定方法を読み間違えていました。)
PLCは既にHF帯だけの問題ではないことが明らかとなった。近所で誰かがPLCを使えば
V/UHF帯まで影響が及ぶ危険がある。EME、衛星通信、DXなどノイズすれすれで通信を
行うアマチュアにとっては死活問題だ。このようなものを絶対に許してはならない。
私はこの辺をきっちり意見に書いて提出するつもりである。
総務省と御用学者及びPLC推進企業の暴走に歯止めをかけられるのかどうか、
電波監理審議会の良識と存在意義が今まさに問われていると言えよう。