塗装の依頼です。

30年前に○百万した座卓だそうです。

その頃全盛だったポリエステル樹脂塗装。

板が未乾燥のままコーティングするので経年変化後

天板が波打ったり,反ったり、ひどいものは樹脂の剥離がみられます。


この板はところどころ斑点状に板と塗膜の間にカビが生えていました。

なにしろでかい。2500X1200㎜の天板。 全面に瘤があります。

確かにもう手に入らない代物です。

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なにしろ古い塗膜をはがすのが大変。

ひたすら研磨。

ポリエステル特有の臭い。

ガラスのように硬いので気の遠くなる作業。


天板裏ははじめて見る6本脚。

表を削り終えました。


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鏡面仕上げの希望にあわせポリウレタン塗料のクリヤー塗装。

コンパウンドをかけポリッシャーをかけぴかぴかに。

綺麗なので画像をたくさん載せます。


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本来のカリンの色が出て綺麗です。

時間と共に赤味を増していくことでしょう。

瘤の杢が細部まで見えるようになりました。(H)