※※※※※室内撮影できたのは、期間限定でした。※※※※※




こちらが、今回、さりげなく展示されていた、内藤礼さんの作品でした。
建物が素晴らしくて、作品があることに、途中までまったく気づいてなく、
「みなさまが望遠でせまって何か撮られてるな~、なんだろ?」と、
じーっと見て、やっと気づいたのです。



だって、このサイズ感なのです~。小さいですよね???
初めて訪ねた私には、目に入っていなかったのもご理解頂けるかと。。。
(→o←)ゞ



こちらのお部屋は、小客室。
壁にある絵は、壁紙ではなく、アンリ・ラパン氏による油絵なのだそうです。
∑ヾ( ̄0 ̄;ノ 壁全面にカンバスを貼って油絵?! 
そんなの初めて見た~!!!
ちゃんと、上の矢印の位置に、ラパン氏の署名も入っています。


その奥にチラリと見えているのが、この建物でとても有名な香水塔です。



こちらは、フランス海軍から献上された、ラパンがデザインした、
白磁の焼き物だそうです。 
フランス国立セーブル製陶所で制作されたものだとか。

こちらの修復中の様子も見てきましたが、かなりひび割れていたものを
洗浄し、組み直し、貼り合わせて・・・と気が遠くなるような作業がされて
いて修復保存の大変さを見ることができました。



本来は水が流れるような仕組みになっていたそうなのですが、
香水をたらして、照明の熱で香りを広げるような使い方をされた
ことから、香水塔とよばれていたようです。

ラパンが好きだったのか、朝霞宮がお好きだったのか、朝霞宮の
書斎の暖炉のアイアンの格子にも、噴水のデザインが使われて
いました。・・・そのご紹介は、またいずれ。。。

この香水塔を引き立てるために、天井はドーム状にされ、
間接照明が使われていて・・・当時の日本人にはどんな風に見えて
いたんだろう・・・と想像してしまいます。

このドーム型天井も、朝霞宮の書斎で繰り返されていました。
書斎もラパンのデザインだったそうなので、こだわりがあったのかも
しれませんね。 こういう想像をするのが、楽し~!( ´艸`)


つづきます。