優しさの連鎖 | 横浜・鎌倉・湘南*カリグラフィー教室ワンダフルメモリーズ

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横浜・鎌倉・湘南でカリグラフィー(西洋書道)の小さなお教室ワンダフルメモリーズを主宰しています。お教室やカリグラフィーの作品のことや日々のつれづれ…

昨日まで、結婚式に参列するために関西にいっておりました♪

関西へはいつも車で帰省する私達ですが、今回は新幹線を使い、関西内の移動も電車を使いました

奈良、京都、大阪、兵庫と4つを行ったりきたりしました

それらの様子はまた後日レポートすることとして…


昨日、子供の成長にジーンとした出来事がありました♪



新横浜に到着して新幹線を降り、ホッとして混雑する駅を歩く私達に一人のおばあさんが


「す、すみません!東海道線はこれでいいのでしょうか?」


と声をかけてきました。


そのおばあさんは背中に洗濯物を思われる荷物をたくさん背負い、両手にも大荷物を持っています。

どうやら同じ新幹線に乗っていたようです。


平塚に行きたいとのことでしたので、主人が「東神奈川を経由して横浜で東海道線に乗れますよ」と教えましたが、ピンとこない様子…。

私達も同じ方向へ帰るので横浜駅までご一緒することにしました


大混雑の新横浜駅を空いている方へ促して進む主人の姿をみて、娘もおばあさんの荷物を持ったり、電車で席を見つけてあげたり、娘も一生懸命おばあさんに優しくしようとしています。


電車で座って一息ついたおばあさんが「本当にありがとう」と、子供達にのど飴を一つずつくれました。

その飴は、ハーブが効く、あきらかに辛くてスースーしそうな飴でしたが、娘は嬉しそうに受け取り、すぐに開けて、美味しい、美味しいと食べ始めました。

少し時間が経つと辛くて我慢が出来なくなったようで、それを見たおばあさんが「無理して食べなくていいんだよ」と言ってくれたので、真っ赤な顔をしながら、「ごめんなさい」とお口から飴を出しました。


普段は、一目みただけで「こんなの食べられない」と断るであろう飴を、おばあさんのご好意にきちんとあずかろうと、一生懸命口に入れている娘の様子、優しくおばあさんを誘導する様子。


駅からの一連の娘の様子は、私達親に言われてしたのではなく、自発的にしていたものでした。


震災を通して、人に優しくすることが大切だと心から感じていた娘。


そして、間近で人に優しく接している父親の姿を見て、自然と一緒に助けに向かう娘。


息子は娘のように積極的に優しくできないので、私の荷物を一生懸命持って階段を上り下りして、娘と同じように辛い飴を頑張って口にして(あとですぐ出してしまいましたが…)、何か自分も優しくしようとしていました。


主人が優しくおばあさんに接する様子を見て、まさに優しさの連鎖がそこに生まれたようです。


無事に横浜駅に着いて、電車を調べ、ホームまで促して、お別れしました。


大きな荷物を持った小さなおばあさんは、屋久島に行っていたらしく、船で新神戸まできて、そこから新幹線でこちらまで戻ってきたそうです。


おばあさんが乗った東海道線を、見て、みんなでホッとし、なんだか温かい気持ちになって帰ってきました



子供は大人の行動を良く見ているんだなあとつくづく感じました。


私も子供達に恥じない大人にならないとなぁと強く思いました。


そして、子供達の成長に心から主人と喜びました♪


家に帰ってきて、子供達をうんと褒めました。特に、辛い飴を一生懸命たべたこと。

それらを私達から言われなくても自分でできたこと。


二人の大きな自信になったようでした。良かった良かった♪