星空を眺めるのが好きだ。
大きな夜空に、自分の好きな場所で自分の在りたいように自由に自分を表現し綺麗にキラキラ輝く星を見るのが好きだ。
この宇宙に存在する数えきれないほどの星。
どれ一つとして同じ星はなく、全ての星がそれぞれのオリジナルの輝きを発している。
そして、結果として全体としての調和も素晴らしい。
違っていいんだ!
というか違うのが当たり前!
夜空には、月、水星、金星、火星、木星、土星、北極星、スピカ、ペテルギウス、今現在、存在が確認されているものの中で地球から1番遠い星イカロスなどなどなど、人間の目に見えるもの(裸眼と望遠鏡などで)だけでも、数えきれないほどのたくさんの星が存在している。
しかし、夜空には、人間の目には見えない星もたくさんたくさん存在している。
例えば、地球から、10億光年離れた場所に、今この瞬間に星が生まれたとしても、その存在が地球から観測できるのは、今から10億年後だし、地球から、100億光年離れた場所に、今この瞬間に星が生まれたとしても、その存在が地球から観測できるのは、今から100億年後。
逆に、地球から、10億光年離れた場所に、見えている星が今この瞬間に消滅したとしても、それが地球から観測できるのは、今から10億年後だし、地球から、100億光年離れた場所に、見えている星が今この瞬間に消滅したとしても、それが地球から観測できるのは、今から100億年後。
どんなに高性能の望遠鏡を使っても、遠くの星を拡大して見る事はできるけど、光速を凌駕する事はできないし、今現在の真実の星空(宇宙)を見る事はできない。
光速は、秒速約30万キロメートル。
月は、地球から約38万キロ離れているので、今見ている月は、約1,26秒前の月。
明け方に東の空に綺麗に輝く金星(ビーナス)は、地球から約1億7000万キロ離れているので、今見ている金星は、約9分43秒前の金星。
神道では宇宙の中心と考えられるアメノミナカヌシノオオカミを象徴する北極星は、地球から約430光年離れているので、今見ている北極星は、約430年前の北極星。
存在が確認されているものの中で地球から1番遠い星イカロスは、地球から約90億光年離れているので、今見えているイカロスは、約90億年前のイカロス。
って事は、
今の自分が「今の星」と思って見ている星は、「今の星」ではなく、全て過去の星。
って事は、
今の自分が人間の目を通して見ている星空(宇宙)と、今現在の実際の真実の星空(宇宙)は違う。
今現在、人間の目には見えない真実の星空が存在している。
時間の経過と共に、今現在の真実の星空その星々の光が地球に届く。
って事は、
地球上から人間が観測できる星空(宇宙)の未来はすでに決まっているって事じゃね。
長くても100年ほどの人間の時間軸と人間の目を通してでは、宇宙の星空の変化はわからない。
宇宙がビッグバンにより誕生してから、約138億年。
その宇宙の時間軸では、宇宙の星空は変化し続けているし、これからも変化し続ける。
真実の星空は変化し続けるけど、人間が観測できる星空の未来は決まっている。
そして、人間が観測できる星空の未来は決まっているけれど、その星空の未来は人間にはわからない。
星空(宇宙)に言われた気がした。
好きにしなっ!