下関オールレディース
いよいよ最終日を迎えました。

 
(12R締切2分前の2連単オッズ盤。
 1番人気は①②で2.6倍)



今日のレース結果は、

1R ①池田 紫乃 1コース逃げ
2R ①宮本 紀美 1コース逃げ
3R ①本部めぐみ 1コース逃げ
4R ②大山 博美 2コース抜き
5R ③垣内 清美 3コースまくり差し
6R ③池田 紫乃 4コースまくり
7R ①岩崎 芳美 1コース逃げ
8R ③栢場 優子 3コースまくり
9R ①垣内 清美 1コース逃げ
選抜戦10R ④岩崎 芳美 4コースまくり (3連単17620円)
選抜戦11R ①川野 芽唯 1コース逃げ
優勝戦12R ②寺田 千恵 2コース抜き




 
(垣内清美選手)
 
(岩崎芳美選手)
 
(池田紫乃選手)

最終日2連勝を飾ったのはA2勢の3人、
垣内清美選手、岩崎芳美選手、池田紫乃選手。

岩崎選手は昨日準優でスタート遅れが響いて
5着に終わっていましたが、

今日は見事にコンマ12を2本を揃えて
スタート巧者の面目を躍如。

垣内選手は予選21位、池田選手は予選22位で
まさかの敗退となってしまった今節ですが、
最後に意地を見せてくれました。

次節は垣内選手が平和島一般戦(9/9~14)、
岩崎選手が江戸川男女ダブル戦(9/13~18)、
池田選手が徳山オールレディース(9/16~21)に登場です。



 
(大山博美選手)

大山博美選手は4Rで道中接戦を制して1着。

次節は地元の芦屋オールレディース(9/10~15)。

女子戦では初めて娘の大山千広選手
同じ斡旋になります。



 
(左:塚脇奈美選手、右:木村詳子選手)

木村詳子選手は残念ながら
今節地元下関での水神祭はならず。

しかし2日目に2着連絡みで
15万舟に貢献するレースもあり、
期待を高めてくれる一節でした。

そして次節はまた地元女子戦、
徳山オールレディース(9/16~21)に出場です。



 
(森田太陽選手)

森田太陽選手は追加斡旋での登場でしたが、
残念ながら今節での水神祭はならず。

そして次節は地元女子戦、
芦屋オールレディース(9/10~15)に出場です。





さて話題は優勝戦へ。

まずは優出メンバーの今日の様子を写真で。

 
(八島選手と談笑中の①平山智加選手)

 
(通算56Vの鵜飼選手のボートを運ぶ
 通算53Vの②寺田千恵選手)

 
(髪型の雰囲気をガラリと変えて
 最終日のピットに登場した③魚谷香織選手)

 
(④平高選手と⑥津田選手の100期勢が
 優勝戦ピットに顔を揃えるのは、
 12年の下関女子リーグと、
 今年4月の徳山ヴィーナスシリーズに続いて3回目)

 
(⑤片岡選手と⑥津田選手の山口支部勢が
 優勝戦ピットに顔を揃えるのは、
 昨年の蒲郡ヴィーナスシリーズに続いて2回目)

 
(笑顔が目立った今節の①平山智加選手)

 
(佐々木選手、⑥津田選手と3人で意見交換し、
 久々に山口支部に戻った感じの③魚谷香織選手)

 
(陸の上では選手代表の大役をこなしながら、
 水の上では優出の活躍を見せた⑤片岡恵里選手)

 
(深川選手のエンジン吊りを手伝いながら
 談笑する④平高奈菜選手と⑥津田裕絵選手。
 いつ見ても結束の固い100期勢)

 
(水面に1号艇のボートを降ろし、
 調整作業に取り掛かる①平山智加選手)

 
(今日2連勝を飾った池田選手から
 パワーをもらう?⑤片岡恵里選手)

 
(前節びわこから中1日の転戦組3人。
 ⑥津田裕絵選手、矢野選手、
 後ろにちらっと見える③魚谷選手)

 
(左胸の★4つは、③魚谷香織選手の
 オールレディース優出4回の印・・・、
 ではなくバイエルン・ミュンヘンの
 リーグ優勝20回の印です)

 
(5号艇のボートを水面へ降ろし、
 最終調整作業へと入る⑤片岡恵里選手)

 
(決戦の時間が迫るにつれ、
 表情にも気合が表れ始めた④平高奈菜選手)

 
(F休みに向けてバカンスの準備に
 入ったわけではありません・・・。
 スーツケースの中はプロペラゲージです)

 
(エース46号機を最高の状態に仕上げるべく、
 調整作業を行なう⑥津田裕絵選手。
 視線の先は隣にいた③魚谷選手です)

 
(8R発売中、優出メンバーで最後に
 ボートを水面に降ろしたのは②寺田千恵選手。
 最も余裕を感じさせる動き出しでした)





というわけで迎えた優勝戦の時間。

 

【優勝戦12R出走表】
1、平山 智加 (優出83回目、優勝14回)
2、寺田 千恵 (優出239回目、優勝53回、下関2V)
3、魚谷 香織 (優出54回目、優勝7回、下関1V)
4、平高 奈菜 (優出51回目、優勝11回、下関1V)
5、片岡 恵里 (優出28回目、優勝4回、下関1V)
6、津田 裕絵 (優出10回目)

コンディションは向かい風3m、波高3cm、
気温27℃、天候:晴れ

今節はほとんど毎日ばかりでしたが、
最後は陽光降り注ぐなかでの優勝戦になりました。

 

今日の下関は満潮時刻が12時ごろ、
干潮時刻が18時ごろで、

桟橋の傾斜角を見てもわかるとおり、
優勝戦の時間はかなり潮が下がっている状態。

満潮時はうねりも入ってくる下関ですが、
優勝戦は比較的穏やかな水面で行なわれました。

 
(奇遇にも3枚並んでいた
 ④平高選手、②寺田選手、③魚谷選手の横断幕)

まず注目点のひとつだったのは展示タイム

今節オール展示一番時計だった⑤片岡選手が、
意外にも6秒82で三番時計に。

これを上回ったのは6秒80の①平山選手と、
6秒79の③魚谷選手。

さらに②寺田選手も6秒82
片岡選手と並ぶ三番時計タイ。

内枠3人の仕上がりの良さが
このあたりからも感じられました。

 
 

進入はすんなりと枠なりの3対3。

STは内から12、14、13/09、07、11

④平高選手⑤片岡選手
ダッシュからゼロ台ショットを決めて先制。

しかし展示タイムでも上位だったスロー3艇が、
しっかり伸び返してダッシュ勢の出番を封印。

1マークは①平山選手が先マイし、
②寺田選手が差し、③魚谷選手が二番差し。

1マークの攻防を、
約350m離れたピットから見るとこんな感じ。

 
(12R、1周1マーク)

ターンが外へ流れぎみの1号艇と、
ブイ際を回る2号艇の航跡の違いは、
ピットから見ても明らかでした。

 
(12R、1周バック直線)

バック直線に出ると
①平山選手②寺田選手がラップ状態に。

2マークは内から伸びてきた
④平高選手が先取りし、

その外を①平山選手、内を②寺田選手が狙って、
三つ巴の戦いになりました。

 
(12R、1周2マーク)

ここから抜け出したのは②寺田選手

きっちり差し切って先頭に立つと、
④平高選手の追撃を振り切ってVゴール。

ジュエルセブンカップは初制覇となりました。

 
(12R、3周2マーク)


【優勝戦12R結果】
1着 ②寺田 千恵 2コース ST.14
2着 ④平高 奈菜 4コース ST.09
3着 ①平山 智加 1コース ST.12
4着 ⑥津田 裕絵 6コース ST.11
5着 ③魚谷 香織 3コース ST.13
6着 ⑤片岡 恵里 5コース ST.07
決まり手=抜き
2連単②④ 4640円(12番人気)
3連単②④① 8660円(25番人気)


 

寺田選手はこれで当地3回目のV。

07年下関オール女子戦と、
10年下関GⅠレディースチャンピオンに続く優勝で、

あの女王戴冠劇から約5年半ぶり
下関で頂点を射止めました。
(※参照、http://ameblo.jp/womenleague-cafe/entry-10476143090.html





④平高選手は2着でゴールすると、
充実した笑顔を輝かせながらピットに帰還。

 
(12R終了直後。④平高奈菜選手)

ここ2節は優勝戦でまくり不発となって
6着に終わるレースが続いていましたが、
今日は差しハンドルで2着入線。

やや機力劣勢が否めないなか、
優勝まであと一歩に迫る好レースを演じ、
納得したような表情を見せていたのが印象的でした。

次節は平和島一般戦(9/9~14)を走り、
その翌節は尼崎GⅠヤングダービー(9/22~27)。

女子賞金ランキング1位の誇りを胸に、
混合戦で暴れ回ってきてほしいところです。

 
(12R終了直後。④平高奈菜選手)
 
(12R終了直後。④平高奈菜選手)


①平山選手は残念ながらイン戦3着。

前節津のリベンジは果たせず、
約11カ月ぶりの優勝はなりませんでした。

そして明日からF休み(9/4~10/3)。

女子賞金ランキング14位という状況で、
30日間の休みに入りました。

ベスト12争いでは
まだまだ厳しい戦いが続きますが、

ここ2節の活躍によって
ベスト20ボーダーとの差は
約270万円まで広がっており、

GⅡレディースチャレンジカップ出場の
可能性はかなり高まってきました。

F休み明けの復帰戦は、
10月8日からの平和島一般戦の予定です。

 
(12R終了直後。①平山智加選手)
 
(12R終了直後。①平山智加選手)


⑥津田選手は今節初めてチルト0で臨み、
6コースから4着という結果に。

しかし今節は地元ファンの前で
堂々たる雄姿を見せる一節でした。

そして次節も地元女子戦、
徳山オールレディース(9/16~21)。

徳山では今年4月のヴィーナスシリーズで
当地初優出(4着)を飾っており、
オールレディースでも活躍の期待大です。

 
(12R終了直後。⑥津田裕絵選手)
 
(12R終了直後。⑥津田裕絵選手)


③魚谷選手は5着に終わったものの、
今日も優勝戦レース後は清々しい笑顔。

毎節この表情を見ると一節が終わったと
実感する今日この頃です。

 
(12R終了直後。③魚谷香織選手)

ここ1カ月で4節でこなす
超ハードスケジュールが一旦終わり、

次節は中5日を空けて
地元の芦屋オールレディース(9/10~15)。

現在女子賞金ランキング17位の魚谷選手。

ベスト12入りを目指す戦いは
まだまだ続きます。

 
(12R終了直後。③魚谷香織選手)


⑤片岡選手は5コースから6着。

大きな上積みを狙いたいレースでしたが、
6着賞金24万円にとどまり、
女子賞金ランキング22位は変わりませんでした。

とはいえ、現在20位の竹井選手との差は、
わずか8万2000円に。

今節開始前に約97万円だった差は、
もう完全になくなったといっていいでしょう。

そして次節もまた地元戦、
徳山オールレディース(9/16~21)。

再びの活躍が見られるのでしょうか。

 
(12R終了直後。⑤片岡恵里選手)





そして勝った寺田選手は、表彰式を終えると、
花束を抱えてVサインを見せながら
レスキュー艇でピットに凱旋。

 
(表彰式終了後。①寺田千恵選手)

これが通算54回目の優勝。

【女子 通算優勝回数ベスト10】
1、山川美由紀 74勝
2、日高 逸子 71勝
3、鵜飼菜穂子 56勝
4、寺田 千恵 54勝
5、横西 奏恵 46勝
6、海野ゆかり 45勝
7、田口 節子 44勝
8、谷川 里江 41勝
9、淺田千亜希 37勝
10、三浦 永理 29勝


今年の優勝は5回目

【寺田千恵選手 今年優勝歴】
1月 びわこオールレディース
2月 芦屋男女ダブル戦
4月 鳴門オールレディースin宮島
5月 若松オールレディース
9月 下関オールレディース

5年ぶり4回目となる
SGボートレースクラシック出場へ
大きく一歩前進しました。
(※11年は出場権を得るも
 東日本大震災のため中止)

 

今節の寺田選手は節間オール3連対で、
1・2・2・2・2・1・1・3・2・①・①着

前節の丸亀レディースチャンピオンで
準優3着に終わった悔しさを晴らすように、

3着も1本だけという快走を見せ、
11戦5勝の活躍で頂点に立ちました。


この活躍で今期勝率は、
今節開始前の7.15から7.36にアップ。

女子勝率ナンバーワン争いに加わってきました。

【女子 今期勝率ベスト5】
1、三浦 永理 7.49
2、細川 裕子 7.47
3、遠藤 エミ 7.42
4、寺田 千恵 7.36
5、大瀧明日香 7.18
5、平高 奈菜 7.18


またGⅢオールレディースは6勝目

歴代最多記録を独走中です。

【GⅢオールレディース優勝回数ベスト5】
1、寺田 千恵 6回(優出8回)
2、鎌倉  涼 3回(優出8回)
2、三浦 永理 3回(優出6回)
4、中谷 朋子 2回(優出9回)
4、谷川 里江 2回(優出7回)
4、海野ゆかり 2回(優出6回)
4、岸  恵子 2回(優出3回)
4、大瀧明日香 2回(優出3回)
4、田口 節子 2回(優出3回)


今後の寺田選手の出場予定は、
芦屋オールレディース(9/10~15)
唐津ほぼオール女子戦(9/23~28)
常滑オールレディース(10/2~7)

次節は寺田選手にとって自身最多タイの
6Vという実績を残している水面、芦屋。

次々節は寺田選手にとって
まだV歴のない3つの水面のうちのひとつ、唐津。

その次は04年女子リーグで
優勝した経験のある水面、常滑。

やはりしばらく寺田選手から
目が離せなくなりそうです。


寺田選手、おめでとうございました。

 




ではこれにて下関オールレディース@cafeは終了。

下関 → 住之江 → 芦屋 → 徳山と続く
4連戦はまず第1ラウンドが終了しました。

明日からは住之江オールレディース
取材班も急いで東へ400kmほど移動しようと思います。

出場するメンバー(支部別)は、

群馬 
埼玉 野辺、島田、清埜
東京 小神野、永井、古川、櫻本、藤原、倉持
静岡 喜多
愛知 
三重 加藤綾
福井 潮田、藤堂、今井美
滋賀 香川、茶谷、白石、遠藤エ
大阪 高橋淳、五反田、西村歩、落合、原田、鎌倉、坂、坂口
兵庫 登、中谷、古賀
徳島 西川、西、新田芳、喜多須
香川 山川、柳澤、西坂、中村桃
岡山 福島、樋口、赤井
広島 小杉、菅野
山口 
福岡 渋田、武藤、犬童、渡邉優、高田綾
佐賀 
長崎 
(※赤字はA1級、青字はA2級)

SGからの転戦となる遠藤エミ選手
びわこからの連続Vを狙う中谷朋子選手
悲願の地元初Vを目指す鎌倉涼選手
大会2連覇がかかる高橋淳美選手などなど、

挙げればキリがないほど注目選手がズラリ。

丸亀王座優出の山川美由紀選手
津オールレディース優出2着の加藤綾選手
児島一般戦で優出してきた樋口由加里選手
びわこ優出組の永井聖美選手今井美亜選手
女子賞金ランキング24位の落合直子選手
昨年優勝戦1号艇で2着だった西村歩選手
初1着水神祭に期待がかかる倉持莉々選手

ほんとにキリがないので、続きは明日に。

住之江ナイター決戦をお楽しみに。




【'15 女子賞金ランキング】 (9/3現在)
1 平高 奈菜 25,895,000円 (③)
2 遠藤 エミ 22,857,000円★
3 寺田 千恵 22,457,000円 (①②③)
4 大瀧明日香 21,545,000円
5 小野 生奈▽19,957,000円 (③)
6↑松本 晶恵 19,884,000円
7↓山川美由紀 19,853,000円★(①②)
8 鎌倉  涼 19,513,711円★(②③)
9 中里 優子 19,131,000円
10 川野 芽唯 17,871,000円
11 滝川真由子 17,510,711円
12 谷川 里江▼17,449,000円 (②)
――クイーンズクライマックスボーダー――
13 三浦 永理 17,257,000円 (①②③)
14↑平山 智加▼16,937,000円 (①②③)
15↓日高 逸子▼16,576,000円 (①②③)
16 金田 幸子 16,365,000円 (②)
17 魚谷 香織 16,047,000円
18 宇野 弥生▽15,622,000円 (①)
19 藤崎小百合▼14,629,000円
20 竹井 奈美▼14,332,000円
―――レディースチャレカボーダー――――
21(F) 長嶋 万記▽14,275,000円(②)
22 片岡 恵里 14,250,000円
23 中谷 朋子 13,497,000円★(①)
24 落合 直子 13,355,000円★
25 岸  恵子▼13,332,000円 (③)
26 福島 陽子 13,092,000円★
27 香川 素子 12,933,000円★(①)
28↑津田 裕絵▽12,397,000円
29↓平田さやか 12,377,000円
30↓新田 芳美 12,169,000円★
(※★は住之江出場メンバー。
 昨日より順位が上がった選手は↑、下がった選手は↓。
 ▼はF休み中の選手。▽はF休み未消化の選手。
 FはレディースチャレンジカップF休みの選手。
 カッコ内はクイーンズクライマックス出場歴。○は第○回大会)



なお若松一般戦(8/31~9/5)は
予選最終日のシリーズ4日目。

松本晶恵選手が7Rでイン逃げを決め、
予選9位で準優勝戦へ。

明日の準優は9Rの3号艇で登場です。

 
(松本晶恵選手。写真は8/22びわこ)

戸田一般戦(9/3~6)が今日開幕。

女子6人で争われた8Rは、
三浦永理選手がインから逃げ切り、
長嶋万記選手が4コースから2番手に続いて、
91期コンビのワンツーに。

三浦選手は初日3着1着、
長嶋選手は初日3着2着となっています。

 
(三浦永理選手。写真は8/4丸亀)

浜名湖一般戦(9/3~8)も今日スタート。

女子勢6人で連絡み1本と厳しい初日に。

堀之内紀代子選手が
初日4着2着としています。

 
(堀之内紀代子選手。写真は8/21びわこ)


各地の混合戦で奮闘中の女子レーサーにも
ぜひご注目ください。