育児中の女性総合職向け新制度『i付きグレード』がスタート! | はたらく日本の女性を元気にするブログ! Produced by WOMenLABO

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2月より、育児や介護を行う総合職社員向けの、新制度がスタートしました。

今日はこの制度開始に向け、中心となって動かれた人事のサチコさんに、詳しい話を聞いてきました!


Q:新制度について詳しく教えてください。

A:『i付きグレード』という制度になります。これは、総合職社員で育児や介護を行なう方が、短時間勤務を希望する場合に転換できるグレードです。

弊社では、総合職社員を能力や業績に応じて『R』や『H』といったグレードで評価し、それに基づいて給与金額が決められています。この制度はフルタイム勤務を想定して設定された基準ですので、今回短時間勤務者を適正に評価するための専用のグレードを用意することになりました。

育児休暇復帰者などの短時間勤務取得者は、それまでのグレードの前に『i』をつけ、『iR』『iH』という形でグレード付けが行われます。

月給額は、以下のとおり働く時間によって決定します。8時間の通常勤務時間のうち、6時間働く場合は、(通常の月収×(6h/8h))=時短勤務時の月収)となります。

例) 総合職社員が6時間の短時間勤務を行なう場合

   フルタイムの場合:月給300,000円(※実際の金額ではありません)
            ▽
   6時間の時短勤務 :月給225,000円



Q:制度を導入した目的はどこにありますか?

A:選択する人にとって、短時間勤務の実現によって、仕事をしながら育児や介護に取り組みやすい環境を作るためです。

総合職社員については短時間勤務になると月給額の下げ幅が大きく、「限られた時間の中で最大限の成果を追及していきたい」という方のキャリア形成を妨げる要因の一つとなっていました。

そこで、当社で活躍する女性たちが元の仕事に復帰し、限られた時間の中で最大限の成果を追及できる環境作りを後押しすることを目的に、今回の『i付きグレード』を創設しました。


Q:i付きグレード適応となった時短勤務者達が意識すべきことはありますか?

A:育児や介護で従来より仕事に振り向けられる時間に限りが出るというのは、仕事ができない時間に関して周囲の理解やサポートを得るということ。サポートを受けつつも、それが甘えにならないようにするには、高い自律性が求められます。

短時間で成果を追及していく生産性や効率化の意識を、一層強くすることも必要です。
なお、当然ながら能力の発揮状態によって昇降格が発生します。この点は、i付きに移行する前と後で変わりはありません。


Q:マネジメントする上長が意識すべきことは?

A:今後、育児や介護などのライフイベントが発生する社員は確実に増えてきます。個々のライフイベント、それに伴う制約条件を把握すると同時に、成長を求めるチャレンジングな仕事の設計や配分、能力開発を行なう意識が上長には欠かせません。

私のチームにも、育児短時間勤務中のメンバーがいます。従来のように18時以降の時間を使ってチーム勉強会を行なうと全員揃わないので、ランチ時間に実施するなどの工夫をしています。

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いかがでしたか?

ワーキングマザーでありながらマネージメントもされているサチコさんのお話、とても参考になりました。この制度がうまく活用されれば、時短勤務のワーキングマザーたちがますます仕事にイキイキと取り組めると思います。

また後日、実際に制度を体験してみての感想などをレポートしますね!



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