2016.09.16 大安
ハワイにて、挙式を執り行いました。
プロポーズをされたのが、ちょうど1年前の9月16日でした。
そして、この場をお借りしてもう1つご報告したいことがあります。
何度かこのブログでも吐き出していたことですが、、挙式の1週間前に父が亡くなりました。
ドレス姿、間に合いませんでした。
世間一般的にはこんな時期に、と思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、父も楽しみにしていたことなので挙式を行いました。
末期癌と診断されてから約3年、わたしたちには想像も出来ないような痛みや辛い治療に耐えて生きようと頑張ってくれていた強い父。
どんなに強い人でも癌には勝てないのだと、癌の怖さを思い知らされました。
ドレス姿は間に合わなかったけど、最期を看取れたことは良かったです。
病室の中で一緒に過ごせた最後の数時間の父の顔をわたしはきっと生涯忘れることは出来ません。
普段から離れて暮らしていたので、まだ父がいなくなった実感が正直ないのかもしれません。
お正月やお盆の時期に実家へ帰ったら、また笑顔で父が出迎えてくれるようなそんな感覚。でも、もうわたしには実家と呼べる家はなくなりました。
自分勝手にしか生きられない父が、母を泣かせる父が、学生時代までは憎くて憎くてたまらなかったけど、離れて暮らすようになってからはそんな感情も薄れていた。
それに、癌と診断された時に初めて、父がいなくなるのは寂しいと思うようになりました。
わたしは医者ではないので父の病気を治すことは出来ないけれど、少しでも体調が良くなってほしくて、自分が載った雑誌をせっせと父に送って喜んでもらいたかった。
バカみたいな発想だけど、それで少しでも生きる気力にしてほしかった。
もうそんなことも出来ないけど。
父は我慢を知らない自由人で、わたしも母も泣いてきた人生だったけど、それでも今思えば、強い存在の父がいたから安心して過ごせてこれたんだと思います。
16歳から始めたバーテンダーという職業を約50年、それに、どんなに苦しくても自分のお店を35年間も守り続けた父に、今は感謝と尊敬の思いしかありません。
父の子供として生まれ辛いこともたくさんあったけど、だからこそ強くなれた。
ありがとう。幸せになるからね!
まとまりのない文章でごめんなさい。長くなりましたが、2つのご報告でした。
これからもどうぞよろしくお願いします。
気まぐれ大猫