存在感。 | よっしーのひとりごと

存在感。

本来のボランチに戻って出場したドルトムント戦。

 

長谷部クン自身、久しぶりのボランチでのプレーという事で、少し戸惑いもあったようですが。

 

ドイツでは、「彼はどんな状況にも対処する」と、ボジションが変わっても相変わらず堅実なプレーを見せると、メディアもサポーターも、長谷部クンを絶賛です。

 

詳しい採点や評価は、また別記事でご紹介しますが、今日は、「データ」という点に注目して、長谷部クンのプレーを評価した記事やコラム。

 

そして、地元紙や地元サポーターの声を伝えてくれる記事を、ご紹介しますね。

 

 

Comigoさんのコメントにありますが、昨日放送された「やべっちF.C.」で、コヴァチ監督と長谷部クンの抱擁シーンが放送されました。

 

同じく、昨日のJ SPORTSでの試合の録画放送でも、そのシーンは放送されていました。

 

DAZNは、生中継はしてくれるものの、試合終了後、何の余韻もなく、バッサリ放送が終わっちゃうんですよね・・・。

 

その点、テレビ放送は、サポーターへの挨拶のシーンや、NHK BSの放送では、インタビュー等も放送されますからね。

 

やっぱり、1試合でも多く、テレビ放送して欲しいな・・・と思います。

 

 

ドルトムント戦の勝利で、フランクフルトは、暫定3位になったのですが。

 

残念ながら、ヘルタベルリンがマインツに勝利したため、勝ち点と得失点差は同じなのですが、得点の差で、ヘルタベルリンに抜かれて4位となりました。

 

ブンデスリーガ公式サイトより)

 

本当に、昨季から考えると、信じられない順位にいますが・・・。

 

それでもコヴァチ監督は、決して浮かれず、地に足をつけているように思います。

 

コヴァチ監督は、ドルトムント戦後、このようなコメントをしています。

 

うれしくもあり、誇りにも思っている。今回の試合はまさに夢に思い描くようなものだった。しかしこれはあくまで一瞬の出来事でしかない。現実から背けてはならないよ、変に夢をみないようにね。今回のことを私は過大評価はしたくはないし、すべての人々が冷静さを失わないようにしなくてはならないんだ。

(kicker日本語版サイトより)

 

いや~~~、冷静さを失わないように、気をつけなきゃ(苦笑)。

 

でも、ちょっと位、夢を見ても良いよね・・・(笑)?

 

 

【記事・コラム】

 

長谷部らに独メディアが高い評価:サンスポ

 

25~27日に行われたサッカーのドイツ1部リーグでドルトムント戦にフル出場し、勝利に貢献したアイントラハト・フランクフルトの長谷部誠が専門誌キッカーから2の高い評価を得た。大衆紙ビルトは3だった。

(サンスポより抜粋)

 

 

「日本の皇帝」長谷部がドルトムント攻撃陣潰した! チームトップのインターセプト数が示す存在感:the WORLD

 

the WORLDより)

 

2-1勝利に大きく貢献

 

ある時はボランチ、ある時はセンターバックとフランクフルト所属の日本代表MF長谷部誠は忙しいシーズンを過ごしている。最近はリベロとして評価を高めていたが、26日のドルトムント戦ではボランチとして先発フル出場し、チームの2-1勝利に貢献した。

 

ドルトムントといえばブンデスリーガの中でも屈指の攻撃力を誇るチームだが、長谷部の存在感は大きかった。何度も味方選手とコミュニケーションを取り、マークの受け渡しやポジションの修正など丁寧に対応。危ないと思った時は果敢にドルトムントの選手との距離を詰め、守備の要としてチームを支えていた。

 

それはデータにも表れている。データサイト『WhoScored』によると、この日の長谷部はチームトップとなる7度のインターセプトを記録しているのだ。長谷部についてはその冷静さとリーダーシップばかりに注目が集まりがちだが、プレイの面でもチームに欠かせない存在となっている。この試合でも特別派手なことをしていたわけではないものの、ドルトムントの攻撃の芽を確実に摘み取り、何度かチームのカウンターアタックに結びつける場面もあった。

 

これでチームはカップ戦も含め7試合連続で黒星がなく、順位も3位まで上げた。長谷部もチームの守備には手応えを感じていたが、ドルトムントまで抑え込めば本物と言えるだろう。2位バイエルンとは勝ち点が3しか離れていないが、リベロでの活躍がベッケンバウアー級とまで言われる長谷部とフランクフルト守備陣はどこまで上位に喰らいつけるのか。

(the WORLD)

 

 

フランク長谷部が体現する“カメレオン”サッカーに独メディア「彼はどんな状況にも対処する」:the WORLD

 

the WORLDより)

 

大一番制し、4位へ

 

変幻自在のサッカーを見せる彼らこそ、ライプツィヒを追走するに値する勇敢な兵士たちだ。日本代表MF長谷部誠擁するフランクフルトが26日、強豪ドルトムントをホームで2-1と撃破している。

 

リベロとしての性能をも証明した長谷部はこの重要な一戦において、“普段”よりも数フィート前めに位置し、敵の攻撃を封じる役割を演じた。試合は後半開始直後のサボルチ・フスティによるゴールでフランクフルトが先制すると、ドルトムントもピエール・オバメヤンが同点弾をマーク。しかしながら、律儀で堅実な日本人MFがもたらした秩序はそう簡単に瓦解することはなかった。後半34分、アレクサンダー・マイヤーに代わって投入されたハリス・セフェロビッチが値千金の決勝弾を奪取。独『SGE4VER』は同試合の勝利に大きな貢献を果たした長谷部のプレイを次のように振り返った。

 

「マスカレルがイエローカードの累積で欠場することを余儀無くされたため、長谷部誠がまたしてもより前めで仕事をこなした。彼はどんな状況にも対処できる人間だ。フスティがゲームコントロールに手を焼いていた一方で、この日本人は多くの時間を守備に費やした」

 

ブンデスリーガを彩る人気クラブを破ったことで、フランクフルトは勝ち点を24に伸ばし4位に浮上。首位を独走するライプツィヒとは勝ち点差6、そしてドイツ王者バイエルン・ミュンヘンとの差はわずかに3だ。ニコ・コヴァチ監督によるフレキシブルな采配と、長谷部の見事な対応力が奏功しているフランクフルト。ブンデスリーガは今、確実に“アツい”リーグとなりつつある。

(the WORLD)

 

 

長谷部誠らに見るコンバートの魅力とは?サッカーが失いかけたピュアさの象徴か/コラム:Goal.com

 

Goal.comより)

 

不確定要素の多いサッカーではデータやマニュアルだけで計れないこともたくさんある。例えばコンバートがその一つだ。ブンデスにおける“コンバート事情”をサッカージャーナリストの遠藤孝輔氏が分析する。

 

(中略)

 

言うまでもなく、データやマニュアルが全てではない。サッカーは不確定要素の多いスポーツで、何が起こるか分からないところに大きな魅力を秘めている。

 

例を挙げれば、フランクフルトを率いるニコ・コバチ監督のコンバートだ。ベルリン生まれのクロアチア人指揮官は、10月25日のDFBポカール2回戦の後半からMFの長谷部誠を突如としてリベロに抜擢した。コバチが「インゴルシュタットの速攻に対応すべく講じた」と言うこの奇策は、決してデータに頼ったものではなかったはずだ。

 

長谷部の素早い適応も人々の度肝を抜いた。まるで円熟のリベロのようなプレーぶりで、卓越したカバーリングやラインコントロールを披露。広い視野を活かしたフィードで攻撃の出発点となれば、ブンデスリーガ第11節のブレーメン戦(〇2-1)では最終ラインに留まらずにアタッキングサードでボールに絡む場面も見受けられた。

 

「ハゼ、デア・リベロ(リベロの長谷部)!」

 

1980年代に西ドイツで放送された人気TV番組『マニ、デア・リベロ』を捩り、そのブレーメン戦の長谷部を称えたのは大衆紙ビルトだ。賛辞を送るのはメディアやファンだけではなく、長谷部の新たな可能性を引き出したコバチ監督は、キャリア晩年にリベロとして鳴らした「ローター・マテウスのようだね」と笑みを浮かべ、フランクフルトOBのマンフレート・ビンツは「チームの頭脳だよ」とベタ褒めしている。

 

長谷部がいかにリベロとして認められているかは、同時期に本職のボランチから3バックのセンターにコンバートされたホッフェンハイムのケビン・フォクトとの比較からも明らか。かつて所属したケルンで「ジェネラル(将軍)」の異名をとったフォクトはもともと屈強なタイプで、長谷部ほどの展開力もなく、3バックの中央であくまでスイーパー的に振る舞っている。実際、フォクトを「リベロ」として称える者は少ない。

 

そのフォクトをはじめ、中盤センターから最終ラインに主戦場を移した選手は少なくない。もっとも、戦術的な自由を与えられたリベロとして名声を博したのは、かの“皇帝”フランツ・ベッケンバウアー、96年のバロンドール受賞者であるマティアス・ザマー、シャルケのレジェンドであるオラフ・トーン、マテウスなど数が限られる。

 

長谷部が名リベロになるかはともかく、“ハゼ、デア・リベロ”誕生以来、フランクフルトは公式戦435分でわずか2失点の堅牢を築き上げている。守護神ルーカス・フラデツキーの活躍もさることながら、やはり大きいのは最終ラインの安定だ。チームが好調を維持するようなら、長谷部が今後もリベロを務めることになりそうだ。

 

ただ、それは断言できることではない。もし、テクノロジーが人智の及ばないような意外性までも予測し、何もかも見透かしてしまう時代が訪れたら、サッカーは何が起こるか分からないという“ピュアな魅力”を失ってしまうのではないか。

(Goal.comより抜粋)

 

 

長谷部フル出場、ドルトムントに競り勝ち3位浮上 海外の反応:つれさか -徒然サッカー雑記-

(リンク先では、地元ファンの声も訳して下さっていますので、是非、ご覧になって下さい)