いい人をやめる | 独断と偏見

独断と偏見

20年前に書いたブログがまだ生きていました。
すでに60歳を超えて老年になり、過去を振り返りつつ思うところを書いてみたいと思います。

 頼まれると自分の都合を変えてまでも

 引き受けてしまう。

 そんないい人。

 

 断ると、相手に悪いから?

 

 引き受けてあげれば、相手に感謝されるし

 今度自分が助けてもらいたいときに

 きっと助けてくれるから。


 でも、そんなことない。


 単に都合がいいから、頼むだけ。

 「悪いね」

 「恩に着るよ」なんて

 心にも思っていない言葉だけで

 それで自分の負担を背負ってもらえるなら

 いくらでもそんな言葉を言うだろう。


 都合のいい時だけ

 友達扱い。

 都合のいい時だけ  

 人を持ち上げて

 「今度必ず、お返しするから」なんて

 その時だけの言葉だけ。


 わかっているよね。


 毎度のことだもの。


 少し押せば引き受けてくれるはずだと

 相手になめられているのを

 頼られていると自分で言い換えて

 でも、都合よく利用されていることも

 自分では本当はわかっている。

 それを認めたくないから

 信頼されているんだと自分で自分をごまかしている。


 もうやめようね。


 いい人でいるのは。